早期解決!競売を避ける為に任意売却
みなさんこんにちは、任意売却コンサルタントの浜崎です。
春が近づき気温の変化が著しい時期になりました。
花粉もそうですが体調管理にお気をつけ下さい。
さて、当協会にご相談に来られる方は年中いらっしゃいます。
今回は先日解決した、任意売却の事例を紹介したいと思います。
埼玉県さいたま市に自宅をお持ちの手塚さん(仮名:男性51歳)は、相談にいらした時、すでに名古屋に引越しをしており、賃貸住宅に住みながら大手不動産仲介会社にて自宅を売却中でした。
その自宅は、新築一戸建で購入しており、ご家族で6年ほど住んでいました。
手塚さんはかなり出張が多い仕事をしており、以前から転勤の話がチラホラ出ており、そしてついに会社より業務命令を受け、名古屋で腰を据える形になる事となりました。
家族も一緒に行く事になりましたが、そうすると困るのは自宅です。
「まだまだローンもある」
「売れるかわからない」
そんな不安の中、とりあえず手塚さんは地元の不動産屋に依頼をしました。
ところが見積もり等をしてもらっても、住宅ローンの残りを埋めるほどの金額には届きません。
手塚さんの住宅ローンの残りは2,500万円。
しかし市場相場は高くても2100万円とちょっと。
というのも周りの新築がかなり安く売り出されていることもあり、中古となるとかなり見劣りしてしまうのです。
購入時は2,800万円でしたが、6年払っていても住宅ローンはほとんど減っていない状況でした。
引越先の家賃もあり、二重ローンのような生活が長く続いてしまいました。
手塚さんは住宅ローンを支払いながら、自宅の販売を続けました。
引越し後、約1年半販売しましたが、まったく売れる様子もありません。
そんな中、会社の業績が悪化。
ボーナスが減ってしまい、お子様の学費等と相まって、生活状況がかなり苦しくなってしまいました。
そしてついに住宅ローンの支払いができなくなりました・・・。
銀行から催促の手紙が届き、どうしてよいかわからず、大変不安な状況のなか当協会に相談に来られました。
「なんとか早く高く売ることができないでしょうか。」
「住んでもいない家の為に、生活がとても苦しいのです」
依頼をいただいた後は、手塚さんと打合せをしながら、任意売却の活動を進めました。
早い段階でのご相談であったこともあり、銀行との話し合いも段取りよく行えました。
また、販売を開始したタイミングもよく、すぐに買主を見つけることもできた為、競売の申立てを受ける前に任意売却が完了しました。
「債務は多少残りましたが、あのまま競売にかかっていたかと思うとぞっとします。」
「これからは家に囚われず、仕事に打ち込めます!」
手塚さんは笑顔でおっしゃっていました。
元々は家族の幸せの為の自宅購入でしたが、時にはこうして足かせにもなってしまう事もあります。
もし、少しでも不安を感じられましたら、早めのご相談をおすすめいたします。
≪任意売却に関するページ≫
≪任意売却Q&A≫