税金の滞納で暴言・・・こんな経験をされていませんか?
みなさん、こんにちは。
全日本任意売却支援協会、任意売却コンサルタントの鈴木です。
当協会に寄せられるご相談は、住宅ローンに関するものだけではありません。
固定資産税などの税金の滞納により、所有されている不動産が
差し押さえされた場合のご相談も多くいただきます。
今回は、建築の内装業を自営されている、
金子さん(仮名)の任意売却の事例をご紹介します。
金子さんは、高校を卒業されてから建築の道に入り、
日々技術を磨いてこられました。
その結果、見事独立され、
もっと会社を大きくしようと頑張っていらっしゃいました。
しかし、2005年に起きたマンションの構造計算書偽造問題が発端となり、
仕事が激減していったとのことです。
そこからは収入が減り続け、
毎日の生活費を捻出するだけでも精一杯になってしまいました。
そして、とうとう税金を滞納。
それからは市役所の担当者から連絡が入るようになりました。
金子さんは、なんとか納付できるように頑張っていましたが、
お子さんが3人いることもあり、納付が出来ないままでいました。
そんな時、「一度市役所に来てください。話し合いをしましょう。」と言われ、
市役所の窓口に行ったところ、担当者から驚くべき言葉を言われました。
その担当者はいきなり金子さんに向かってこう言いました。
『払えないのなら、消費者金融にでも行ってお金を借りて来い!』
『公売にかけるぞ!』
実は、税金を滞納した場合の役所の対応については、
市や税務署によって違います。
そして金子さんの市は、このような乱暴な対応で有名で、
同じ市にお住まいの方からよくご相談をいただきます。
金子さんと同じ市にお住まいの別のご相談者は、
こんなことを言われたとのことです。
『給料は絶対に全額差押える!』
「それでは、生活ができなく家族が路頭に迷います。」と返したところ、
『それはうちの市とは関係がないだろ!』
『もう公売だ!』
納税が国民の義務だというのは十分理解できますが、
このような暴言を吐くのはいかがなものでしょうか?
税金の滞納による差し押さえなどについては、
役所から一方的に言われてしまっては、
どう対処すればいいのか分からない方がほとんどです。
決してご自分だけで解決しようとせず、
必ず誰かに相談していただきたいと思います。
おわり
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