相続財産の詐欺被害のご相談がありました

みなさん、こんにちは。
全日本任意売却支援協会の任意売却の専門コンサルタント、鈴木です。

インフルエンザが流行していますね。
当協会では、ご相談者のみなさんにご迷惑をかけないように、スタッフは皆マスクをして予防しています。

さて、今回ご紹介させていただく事例は、“相続”についてです。

 

Mさんは、お父さんが所有されていた農地の固定資産税を、お父さんが亡くなった後も払い続けているとのことでした。

市役所に相談しても、相続放棄もされていないので、「相続人であるMさんに支払い義務がある」と言われたとのことで、現在まで払い続けておられたようです。

Mさんの収入は年金のみ。

 

体調が良くなく一人では外出も難しい状態でしたので、娘さんと一緒に来社していただきました。

詳しく話を聞かせていただくと、「父は亡くなる前、親戚と農地のことで揉めていたことがありました・・・」とのことでした。

 

その揉め事の詳しい内容は覚えておられないのですが、土地の登記簿謄本を拝見させていただくと一目瞭然でした。

親戚の方はお父さんに黙って、農地を自分のものにしていました。

 

その後すぐにお父さんが気づかれたようで、すぐにMさんに所有権を移され、何とかその農地は売られずに済みました。

しかし、固定資産税や、管理費用など、今後支払いをしていくことが非常に大変という事もあり当協会にご相談いただきました。

 

さらに、今までの経緯や、現在のMさんの状況など、いろいろとお話を聞かせていただきました。

 

お父さんは会社を経営しておられたのですが、それについても親戚の方と揉めておられたことが分かりました。

なんとこの会社も農地と同様、親戚の方が勝手に自分のものにしていたようでした。

 

こちらも、お父さんが気づいたため、Mさんに所有を移しました。

 

これでことなく済むと思われましたが、親戚の方がその時点で会社の名義で借金をしていたのでした。

 

Mさんは、その返済に追われ・・・

とうとう返済が厳しくなり、会社名義の建物が競売の申立てをされてしまったのでした。

 

Mさんは、もう裁判所の管轄にあるので、「どうしようもない」と思っておられたようです。

私たちは、農地の処分についてご依頼いただきました。

Mさんの生活に今後支障がないようにするため、一緒になって進めていきます。

 

当協会にお電話いただく方たちは、みなさん初めてです。

そのため、お電話いただくときに「こんなこと聞いていいのかな・・・?」と考えられることが多いようです。

 

遠慮はいりません。

思っていること、ご希望、気になること・・・まずは聞いてみてください。

 

おわり

 

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