もっと早く、住宅ローンが苦しい状況に気づけば良かった。(1)

皆さん、こんにちは。全日本任意売却支援協会の中井です。

 

先日、大阪オフィスにKさん(70代、男性)が、娘さん(Mさん、40代)の

ことが心配で、お電話をかけてこられました。

 

Mさんは結婚してすぐにお子さんに恵まれ、結婚5年目、二人目が生まれる前に、

大阪府内にマンションをご購入され、家族4人幸せに暮らしていたそうです。

 

 

 

しかし、マンションを購入してから8年目の秋に、ご主人が勤めていた会社が

倒産し、再就職先を探すことになりました。

 

 

幸い、すぐに仕事が見つかったのですが、以前と比べると20%ほど給料が

減ってしまったそうです。

 

 

Mさんは、自らもパート勤めを始められ、家計をやりくりし、何とか住宅ローンや

固定資産税、マンションの管理費などの返済を滞納することなく支払っていました。

 

 

しかし、お子さんが大きくなるにつれ、教育費にもお金がかかるようになり、

徐々に苦しくなってきたそうです。

 

 

受験

 

 

ご夫婦で必死に頑張っておられたようですが、

昨年ご主人が病気で入院することになり、ますます苦しくなってしまいました。

 

入院

 

お子さんの進学とも重なり、住宅ローンの支払いが遅れがちになってしまい、

とうとう、お父さんであるKさんに相談をされたそうです。

 

 

Kさんは、相談されるまで娘さんがここまで苦しい状況に陥っていたことを

知らなかったそうで、「もっと早くに気づいてあげられれば・・・」と

悔やんでおられました。

 

 

Kさんは、Mさん家族の為に、お金を工面して遅れがちになっている分については、

お支払いすることを決意されましたが、将来のことを考えると、どこまで援助が

続けられるか不安に思い、思い切って相談することにしたそうです。

 

 

今回はMさんのご家族のことなので、Kさんの一存では決められません。

ご主人が退院される来月中旬に、Kさんと娘さん夫婦が来社され、

あと数年は住み続けたいというご希望が叶えられ、今の状態よりも

少しでもお支払いが楽になるように、専門相談員と、じっくり話し合う

予定になっております。

 

 

今回のMさんのように、家を購入して数年後にご家族の誰かが病気になり、

お支払いが苦しくなっていても、誰にも相談できずにいる方もいます。

決して自分だけではありません。

 

 

競売の申し立てをされる前に、早めに誰かにご相談ください。

 

 

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