妻の浮気、父の介護、息子の精神疾患・・・ごみ屋敷の任意売却
こんにちは、任意売却コンサルタントの浜崎です。
いよいよ今週末からはゴールデンウィークが始まります。
子供の時は待ち遠しかった長期休暇ですが、大人になると
逆にリズムが狂ったり、家族サービスでいつもより疲れたりと
素直に喜べない気持ちもどこかにあります。
皆さんはいかがでしょうか？
全日本任意売却支援協会には、離婚、老々介護、精神疾患、
ごみ屋敷等のいろいろな事情により任意売却をしなければならない
方からのご相談が寄せられています。
今回は奥さんの浮気による離婚問題、父親の介護、そして息子さんの
精神疾患の上、自宅が「ごみ屋敷」状態になった方ですが、無事に
任意売却が出来たお客様をご紹介させていただきます。
東京都にお住いの久野さん（仮名）は、学生時代から英語が得意で、
大学を卒業後は、得意な英語を活かして予備校の講師になりました。
奥さんも会社員で夫婦共働きなので、十分な収入があったので、都内の
高級住宅地に一戸建てを購入しました。
久野さんは家族のために一生懸命に働いていましたが、
一緒に暮らしていた久野さんのお父さんが要介護で寝たきりと
なり経済的な負担もさることながら、ご家族の負担も増えました。
久野さんも出来るだけ介護の手伝いをしましたが、やはり
奥さんがメインに介護をすることになり会社も退職することになりました。
そして数年が過ぎたころ、奥さんの浮気が発覚しました。
奥さんは人が変わったように攻撃的になり、息子さんにも暴言を
吐いたり、つらく当たったりしました。
息子さんも毎日罵声を浴びせられ、両親のケンカする姿を見せられ、
とうとう精神的に不安定になってしまいました。
そして、奥さんはついに家を出ました。
その後、お互いに弁護士を立てて慰謝料を争うことになり、久野さん
だけでなく息子さんもその騒動に巻き込まれました。
そしてとうとう息子さんは精神疾患を発症してしまったのです。
久野さんはお父さんの介護、妻との離婚訴訟、息子さんの精神疾患の
通院と自分の仕事に毎日忙殺され、もう自分が何をやっているかも
分からなくなったそうです。
家はゴミで溢れても、とてもそれを片付ける気も起らず、最後は庭にまで
ゴミが溢れてしまいました。
何とか住宅ローンの支払いもしていましたが、介護費用だけでなく
息子の医療費、そして裁判費用がかなりかかり、とうとうノンバンクや
友人にまで借金まで借金をしました。
そしてその返済が出来ることもなく、とうとう住宅ローンも滞納が始まって
しまいました。
この時点で3500万円もの住宅ローンが久野さんには残っていました。
銀行は久野さんのローン滞納が続いたので保証会社に債権を移しました。
保証会社からの督促が続くうち、久野さんはやがてくる競売の申し立ての
恐怖に怯える日々を過ごしました。
しかし、久野さんはこのまま競売になることは絶対に後悔すると思い、
勇気を出して当協会に相談のお電話をかけてくれました。
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