「サブリース契約」は本当に安心できる仕組みなのか
皆さん、こんにちは
全日本任意売却支援協会の中井です。
少し前に、新聞やテレビで取り上げられていたので、
目にした方もいらっしゃったかと思いますが、
シェアハウスに投資をしたオーナー(主に会社員)に賃料が支払われないという
トラブルが相次いで発覚しました。
このシェアハウスの賃料未払いの問題は、長期の賃料収入を保証して、
勧誘していたことがあげられますが、オーナーになる方が、銀行からの融資を受ける際の
融資関係書類が改ざんされていたことも指摘されており、融資した銀行側にも
問題があったのではないかと言われています。
一番問題があったのはどこなのか、明らかにはなっておりませんが、
自分の知らないところで、勝手に書類が書き換えられていたかと思うと、
何を信用していいかわからなくなりますね。
当協会にも、投資マンションの相談は、寄せられています。
最近、複数の一棟マンションをお持ちの方からのご相談が増えています。
区分所有(一部屋)への投資は、空室になると即座に、
家賃収入が0になってしまいますが、一棟マンションは、1~2部屋が
空室になっても、家賃収入が0になるわけではありませんので、
リスクとしては小さいと言えるかもしれませんね。
しかし、空室や滞納が増えてくると、家賃収入 - 経費(ローン返済等)が
マイナスになってくる可能性があり、そのリスクを軽減するために、
不動産会社やハウスメーカーが提案する「家賃保証」や「一括借り上げ」を
行なうサブリース契約を結んでいる方も少なくありません。
ただ、このサブリース契約をしているからといって安心できるわけではありません。
実際には、負担が大きくなり、ご相談に来られる方もいらっしゃいます。
サブリースで、多い相談としては、
①「30年一括借り上げで安心のアパート経営」と言われたが、
2年に1回の家賃見直しで、賃料が下がった。
②空室が出たのに、保証されたのは家賃の8割までだった。
③15年に1度、大規模修繕が必要で、費用はオーナーが負担しなければならなかった。
などがあります。
大規模修繕などは、かなりの費用が必要になりますので、大きな負担になります。
一棟マンションの投資や、シェアハウスの投資は、魅力的な部分も多い反面、
リスクもあるということを忘れないでくださいね。
終わり
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