相続によって親族間が争ってしまったら

こんにちは。全日本任意売却支援協会の谷口です。

 

相続によって不動産を取得される方が増えています。

相続がきっかけで身内同士が争い、故人の想いとは違う結末を

迎えた、ということも多いと思います。

 

今日は相続問題に直面した中村(仮名)さんについて

お話ししたいと思います。

 

 

相続トラブル

 

相談に来られた中村さんは

亡くなられた叔父さんの後見人になっており、最後まで介護をしていたそうです。

 

早くに奥さんを亡くした叔父さんにも子供はいましたが、

遠方と自身の家庭があるという理由で連絡もなく、

叔父さんを見る人はいなかったそうです。

 

中村さんが叔父さんの後見人になろうと思ったのは

叔父さんは自分の父親のお兄さんということで、

昔から中村さんの面倒を見てくれていて自分の子供のようにも扱ってくれたそうです。

そんな叔父さんだったからこそ自分が後見人になり叔父さんを看る決意をしたそうです。

 

中村さんの献身的な介護の中、2年後に叔父さんは亡くなったそうです。

 

そして、

叔父さんが亡くなってすぐ、

所有していた不動産や預貯金・債務の相続問題が発生しました。

 

なぜ問題なのかというと

叔父さんの息子が相続放棄をしたため、

兄弟の子供である中村さんやもう一人のお兄さんの子供などへ

相続が行われてしまったからでした。

 

中村さんは叔父さんの債務を不動産や預貯金で返済しよう。

最後まで綺麗に終わらせてあげたいという思いがあったのですが

全員が中村さんと同じ思いではありませんでした。

 

中村さん以外の方は中村さんに相続させないように弁護士に

依頼したのです。

 

そこには叔父さんへの想いは一切ありませんでした。

 

相談に来られた頃にはお互いがお互いの主張を拒否し、

平行線どころか、次第に争いになっていきました。

 

中村さんのよう、に叔父さんの気持ちを尊重していれば

この様な事にはなっていなかったと思います。

 

しかし、

親族での相続になるとそう簡単にはいきません。

多くの方が困っているのが事実です。

 

第三者が入ることで、事態が変わることも多々あります。

 

相続問題でお困りの方は一度ご相談ください。

納得のいく形で解決していきましょう。

 

おわり

 

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