相続した家の固定資産税が払えない

皆さん、こんにちは。全日本任意売却支援協会の中井です。

今年も残りあと僅かになりました。

平昌オリンピックでのメダル獲得など明るい話題で幕を開けましたが、夏ごろからは、大阪府北部地震や西日本豪雨災害、台風の被害などが相次ぎ、年末に発表された今年の漢字「災」が表しているように、振り返ってみれば災害の多い一年だったように感じます。

平成が終わる2019年は、災害が少なく、平穏で明るい話題が多い一年になることを切に願います。

先日ご相談に来られたSさんは、ご両親が住んでいたお家を相続し、猫3匹と一緒に暮らしておられました。

転職を繰り返していたSさんは、転職するたびに収入が減り、また、55才の時には、勤めている会社の経営状態が悪くなり、リストラにあってしまいました。

独り身の自由さからか、収入のほとんどを遊興費に使っており、リストラにあった時には、貯金はほぼ0の状態で、退職金もなかったこともあり、手元には僅かなお金しかありませんでした。

 

ハローワークに通い、再就職先を探していましたが、55才という年齢からか、なかなか仕事が見つからず、失業手当だけでは生活をするには苦しく、先が見えないことにも不安を感じ、ご自宅を担保に少額のお金を借りたそうです。

単発のアルバイトをしながら、再就職先を探す日々が続き、借りたお金を返さなければいけないと思いながらも、返済ができずにいました。

生活するにも苦しい状態だったSさんは、以前から支払いが遅れ気味だった固定資産税も滞納してしまい、市役所からご自宅を差し押さえされてしまいました。

 

焦ったSさんは、当協会のホームページを見つけ、電話をしてこられました。

Sさんは固定資産税だけではなく、借りたお金も返せないでいるので、任意売却でご自宅を売却し、無事に再スタートを切られました。

 

Sさんのように、ご両親から相続したご自宅(住宅ローンの支払いは終了している家)を担保にお金を借り、その借りたお金を返せなくなった方、もしくは、同じように住宅ローンの支払いはないけれども、税金滞納での差し押さえや、マンションの管理費等を滞納し、競売を申立てされている方からのご相談も、多く寄せられています。

お金のことを相談するのは、勇気が必要だとは思いますが、メールでのご相談もございますので、どうすればいいか不安に思われている方は、ご相談ください。

 

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相続トラブルを任意売却で解決する方法

不動産を相続したことによって、相続税や固定資産税の滞納などの問題が起きることが少なくありません。