住宅ローンの滞納前のご相談
こんにちは。専門相談員の松山です。
少し日が長くなりましたね。春が近付いているのを感じます。
とは言ってもまだまだ寒い季節、春の訪れを感じるのはまだまだ先になりそうですね。
さて、今日は当協会に寄せられるご相談のうち、「滞納をしていないのですが・・・」というご相談についてお話をしたいと思います。
まだ滞納をしていないご相談者の中で、最も多い相談内容は「今は遅れているもののなんとか支払えています。ただ・・・今後の支払いができなくなりそうなんです・・・」というものです。
例えば、
1.定年を迎えてしまうが、ローンの支払いは何年か残っている。
2.転職や休職で収入が激変・・・今までの貯えから支払っているが底が尽きそう。
3.離婚予定で、相手と半分ずつ払っていたが、今後は協力を得られそうにない。
この様な理由が大半を占めます。
自分の将来を考えた時に金銭的な事が何となく不安…
その不安に頭も心も支配されてしまう…
そのような不安がまだ到来してもいないのに、今という時が楽しめないのは、とてつもない苦痛だと思います。
しかし、遅かれ早かれ必ず来るだろうと予測される未来だとしたら、あなたはその不安をどの様に解消しようと思いますか?
まだ滞納をしていない方は、“滞納をしていない”ことが引っ掛かって、「自分なんかが相談しても良いのですか?」と仰る方が多いです。受話器の向こうの声からは緊張しているのが伝わって来るほど。
私達の答えは「よくお電話くださいましたね。もう大丈夫ですよ。」です。
私達は住宅ローンの滞納をしている方だけの相談窓口ではありません。
住宅ローンを組んで払っている方々に“広く開かれた相談窓口”です。
大切な自宅やマンションを失いそうな時、失いそうだと予測されて不安な時、まずは「不安に感じていることを話してみよう」という軽い気持ちでお電話してみて下さい。
まだ滞納をしていない方でも、早めの対応はとても大切です。
まだ大丈夫と先延ばしにしていると、心に引っ掛かっていた“いつか来る不安な未来”はあっという間に来てしまいます。
それに、競売になってからでは冷静に物事を判断する事が難しくなります。
冷静に物事を判断できる今だからこそ、自分の将来の不安から解放されれば、今をこれからを楽しんで生きていけます。
きっかけは「ちょっと不安だな…」で大丈夫。
緊張しても大丈夫。
今の胸の内を、出来るだけ早めにお話ししてみてください。
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