老後破綻!住宅ローンの滞納と任意売却

みなさんこんにちは、全日本任意売却支援協会,

任意売却コンサルタントの松山です。

 

皆さん、老後の生活設計はどのように

計画されてますでしょうか。

 

高齢化社会の影響でしょうか、

最近の相談の多くの方が60歳を超えています。

 

自分で商売されているならまだしも、

サラリーマンで定年を迎えてしまうと、

まだまだ働けるのに就職先にも困る方が多くみえます。

 

年金収入だけで生活出来ないうえ、さらに預貯金に

余裕が無いとなると生活そのものが苦しくなります。

 

先日相談にこられた埼玉県さいたま市在住の

石橋さん(61歳:仮名)もそのうちのお一人でした。

 

商社に長い間サラリーマンとして勤めていて、

定年まで頑張ろうとしていましたが、

会社自体が規模縮小となり、早期退職を募りました。

 

「57歳。まだまだ勤め先もあるはず。」

 

と退職金ももらえる事を期待し、規模縮小でどうなるかわからない

今の会社に勤めるのも不安だったので、早期退職を決意しました。

 

しかし・・・

 

なかなか次の就職先も見つからず、見つかってもかなりの安い賃金。

 

「こんなはずでは・・・」

 

それでも石橋さんは就職活動を頑張りましたが、

その間の生活費は退職金でまかなってきました。

 

子供達もすでに独立し、妻と二人きりの生活。

4LDKの広い一戸建てを維持するには少々厳しい生活。

そして月々15万円もの住宅ローンも払っていました。

 

そんなある日、自宅の屋根から雨漏りが・・・

 

家の価値を下げるわけにはいかない、と修理をしましたが、

なんと150万円もかかってしまいました。

 

もう築25年。ほとんどの部分のメンテナンスをする時期。

古くなるキッチン、トイレ、お風呂。

故障箇所がどんどん出てきてしまい、その度に多くの出費。

しかし住宅ローンはまだあと10年。

 

「70歳まで払い続けられるのだろうか・・・」

 

不安のなか、3年かけてなんとか就職先を見つけましたが、

休み少なく働いても手取り20万円そこそこ。

 

そして住宅ローンは月15万円。

生活費は60歳になる奥様のパート代でなんとかまかなっていました。

 

自宅を売ることも考えましたが、ローンは1500万円も残っているのに

自宅の価値はなんと800万から900万円。

土地の価値しかありませんでした。

 

そんな時になんと奥様が病気になり、仕事ができなくなりました。

 

奥様の収入で生活費をまかなっていたのに、

生活がとても困難になりました。

 

退職金も就職活動中の生活費と自宅の修理代で消えていて

ほとんど残っていない状況。

 

子供達も独立していますが、とてもこちらまで

手助けできるほどの生活の余裕は無く、相談も出来ない状況でした。

 

「これが老後破綻かと思いました。」

「まさか自分の身にふりかかってくるとは思いもよりませんでした。」

 

石橋さんはどうしてよいかわからないまま、

住宅ローンの支払いができなくなりました。

 

そこへ先日、全日本任意売却支援協会に相談にこられました。

 

「催促の電話がかかってくる」

「自宅の為に、残りの老後がもう真っ暗です」

 

行先の見えない人生と不安の募る日々について

石橋さんは泣きながら訴えました。

 

さっそく石橋さんの希望を聞き、

自宅を任意売却するかたちで相談を受けました。

 

「どこに、誰に話して良いかわかりませんでした。」

「相談できるだけでも安心しました。」

 

と石橋さんはおっしゃっていました。

 

解決に向けて石橋さんと現在、

任意売却を進めています。

 

石橋さんにとっては、相談出来ない事、

それが一番辛かった様子でした。

 

どんな状況でもまずは一度ご相談下さい。

 

終わり

 

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  1. 住宅ローン以外に、複数の借入れがあります。任意売却はできますか?
  2. 手元に現金が無くて引越しもできません。それでも任意売却は可能ですか?
  3. すでに他社へ任意売却を依頼していますが、相談してもいいですか?