日本の住宅事情とは 任意売却の専門コンサルタントとして
みなさんこんにちは。
任意売却の専門コンサルタント、谷口です。
3月に入り、春らしくなってきましたが、いよいよ花粉症の季節ですね。
真冬よりマスク姿の方が多いように思います。
さて、今回は日本と諸外国の住宅事情について面白い記事があったので書かせて頂きたいと思います。
以下は記事の抜粋であります。
『ドイツでは不動産市場のうち7割以上を中古住宅が占めている。十数パーセント台にとどまる日本とは対照的だ。』
『第2次世界大戦前の建物が今も住まいとして使われている。』
『それどころか、天井までの高さが3m50cm以上の広々とした部屋の構造を採用した築50年超の物件が多いことから、戦前に建てられた住宅が、新築より高値で取引されているケースも少なくない』
この記事の中で一番驚いたのが、築50年以上の建物が新築よりも高値で取引されることもある点です。日本では考えられませんよね。
日本では木造住宅が中心ですが、その木造住宅の法定耐用年数は22年です。
机上の計算では、22年で木造住宅の価値は0円になります。
国税庁が出す法定耐用年数にも、甚だ疑問を感じます(笑)。
さて、昨今日本も遅ればせながら中古住宅の活性化に着手していますが、日本では、中古住宅の資産価値の減少スピードが他国と比べて早過ぎると感じます。
任意売却のコンサルタントしては、住宅ローンの元金の減少スピードと資産価値の減少スピードが違い過ぎると思います。
資産価値の減少スピードの方が圧倒的に早いのです。
その為、売りたくてもローンの債務が残るので売れない!という方も多いのではないでしょうか?
また銀行のお金の貸し方にもやや問題があるのかもしれません。
今では100%ローンも当たり前。中には110%ローンも組めます。
そのようなローンの組み方をすると、もし勤め先の倒産、あるいはリストラ、病気などで収入が減れば住宅を処分してもまだ借金が残ってしまい、自己破産になったり、日本独特の文化である連帯保証人に迷惑を掛ける結果になりますよね。
以上のような理由から、
「売りたくても売れない!」
「住宅ローンを無理して払っている!」
という方も多いのではないでしょうか?
任意売却のご相談者の中には「消費者金融から金利15%で借り入れをして、金利3%の住宅ローンの支払いに充てている」という方もいらっしゃいました。
いずれにしても、夢のマイホームを購入したが為に色々な悩みも抱えている方も多いと思います。
どんな些細な悩みでも結構ですから一度ご相談して頂ければと思います。
任意売却に関するご相談は、
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