リストラ後、任意売却された方の事例です
みなさんこんにちは、任意売却コンサルタントの松山です。
さて、今回は先日解決した、任意売却の事例を紹介したいと思います。
千葉県千葉市にお住まいの柏木さん(仮名:男性50歳)は、
相談にいらした時、お一人でお住まいでした。
柏木さんは大手商社にお勤めで非常に忙しく、
家族と過ごす時間がほとんど無いくらい仕事は一生懸命頑張っていました。
仕事はちゃんとしている、稼ぎも家に入れている、そんな風に思い、
仕事に打ち込んでいた矢先、ある日会社の業績が悪化、リストラ対象となりました。
年齢は50歳、商社の経験はあっても、転職がうまくいきませんでした。
失業保険でやりくりしていたものの、ついに収入が途絶えてしまいました。
家に入れるお金もなく、奥様より今後の事について追求される日々・・・。
仕事ばかりに打ち込んでいた時とは逆の状況になり、昼間に家に居るのも辛くなる日々。
それでもなんとか2年かけて、仕事がやっと決まりましたが、
収入は以前と比べて激減してしまいました。
そして収支のバランスは崩れてしまっているなか、生活費が厳しくなり、
ますます家族関係は悪化。ついに奥様はお子様を連れて、
別居というかたちで出ていく事になりました。
収入が少ないなか、住宅ローンの支払い、税金の支払い、管理費の支払い・・・
そしてとうとうローンを滞納・・・
その滞納が長期化し銀行からの督促の電話が鳴り響く日々。
ついに銀行から競売申し立ての予告がきました。
柏木さんはどうしてよいかわからず、独りで悩んでいました。
それでも「なんとか解決したいと思い、どこかに相談しよう・・・」そう思い、
当協会にお問い合わせいただき、相談にこられました。
お会いして、仕事のこと、家族とのこと、独りで悩み長く苦しんでいたこと、
様々なお話をお聞きしました。
それはそれは、大変辛い日々でした。
私もなんとかお力になりたいと思い、早速、任意売却の活動にはいりました。
滞納も長期化していることから、競売目前で時間はありません。
販売活動の結果、なんとか競売申し立ての前に、購入希望者が現れました。
今回、お手元に多少の引越代を残すことも可能になり、全ての手続きが完了しました。
柏木さんは「相談してよかった、相談しなかったら大変な事になっていました。」
「これで一から再スタートできます。」とおっしゃっていました。
独りで悩んで苦しんでいた時と比べ、柏木さんの笑顔が出てきて、私も安心しました。
皆さんもお一人で悩んでいませんか?
悩んでいるだけでも時間は過ぎていきます。
まずは、誰かに相談していただきたいと思います。
その一歩が未来につながります。
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