任意売却業者の選び方 2018年版
一般社団法人 全日本任意売却支援協会の松山です。
日本には、任意売却を取り扱っている業者は数えきれないほどあります。そのため、いざ任意売却をしようとしても、「どこに頼めば良いのか?」と迷う方が非常にたくさんいらっしゃいます。
そこで、業者選びが簡単にできるように、順番に解説していきます。
それでは早速いきましょう。
①インターネットで検索
まずは、パソコンかスマートフォンのインターネットで「任意売却 ○○○」という感じで検索をします。○○○の場所には、ご自身の希望などを入れます。
例えば、住み続けたい場合は「任意売却 リースバック」と入力して検索します。
その他の代表例は、次のような感じです。
税金の滞納による差し押さえで悩んでいる場合
→「任意売却 差し押さえ」
離婚する際に自宅をどうするか悩んでいる場合
→「任意売却 離婚」
投資用のマンション、収益マンションのローンで悩んでいる場合
→「任意売却 投資マンション」
競売の通知が来ている場合
→「任意売却 競売」
このように、ご自身の希望や状況に合わせて検索します。
②直感的に良いと思った5社に絞る
実際に検索すると、膨大な量のサイトが出てきます。その検索結果の2ページ目までのサイトをクリックして見ていきます。(現実的にすべてのサイトを見ることはできないので)
そして“直感的”に良いと感じた5社を選びます。というのも、この段階でしっかりと比較検討しようにも、どれも似たような内容のサイトなので大きな違いが分からないからです。
※フリーダイヤルが書かれていない業者は避けます。
③実際に電話をして話をする
まずは各社のフリーダイヤルにかけましょう。その際は下記のことに注意して話をします。
「親身に話を聞いてくれているか?」
「むやみやらたと売却を急がせていないか?」
「こちらの状況を理解しようとしてくれているか?」
「希望を聞いてくれるか?」
これらを確認する理由は、こちらのためにしっかりと手続きしてくれそうかを感じ取るためです。
④5社から3社に絞る
電話した結果、良いと感じた任意売却業者のサイトをもう一度見てください。そして、規模、スタッフの人数、実績などを確認します。
それで問題ないと感じた上位3社に絞ります。
⑤話を聞きに行く
3社ともに話を聞きに行きます。このとき、”来てもらう”のではなく“聞きに行く”ことが重要です。
というのも、任意売却の業者の中には、実体が無かったり、事務所がマンションの一室や雑居ビルの一室だったケースがよくあるからです。しっかりと事務所を構えているかも信頼できるかの重要な判断材料となります。
実際に会った際は、その担当者が、こちらの希望を聞いてくれたうえで「提案をしてくれるか?」をよく見てください。ただただ任意売却を勧めるようでは良い担当者とは言えません。
また、”一生懸命に情熱をもって話を聞いてくれているのかどうか?”を感じ取ってください。
そして、担当者との相性も非常に重要です。なぜなら、任意売却は終わったら全てそれで終わりというわけではなく、これから長い付き合いになるからです。
任意売却は、それ自体が終わった後もアドバイスやアフターフォローをしてもらうことが大切なのです。
⑥依頼先を決める
3社に話を聞きに行った結果、相性が良さそうな担当者かどうかを考慮して、希望をかなえてくれそうな1社を決めます。
いよいよ任意売却を依頼します。さあ、ここからは二人三脚です。
希望の実現、新しい生活のスタートに向けて進んでいきましょう。