不動産投資はリスクを把握した上で行うことが重要です。
こんにちは。全日本任意売却支援協会の谷口です。
最近では銀行の利息も低くなっている為、昔みたいに定期預金や貯金など
ただ預けるだけより投資をした方がいいという方が増えています。
株式やFXなど、それを業としている方も多く、
最近ではビットコインなどの仮想通貨に投資をすることもよく聞きます。
不動産業界でも投資の話はよくあります。
今では普通のサラリーマンの方でも家賃収入として、
戸建てやマンションの一室を購入し不労所得を得ている方も多く
不動産会社や地主が賃貸物件を所有しているというのは、
今後少なくなっていくのではないでしょうか。
今回は、不動産の投資で最も多いご相談を紹介します。
大阪に在住の佐藤さん(仮名)も
不動産の投資に失敗し競売になってしまった一人です。
佐藤さんは公務員で働きながら夫や家族・自分の老後を考えて
定期預金や保険などで貯えていた一人でした。
しかし、
友人に勧められたのをきっかけに不動産に興味を持つようになったそうです。
それからは、
勧められたのを機に話はあっというまに購入まで進み
内容もわからないままお金が増えるという認識だけでローンを組んでしまいました。
佐藤さんが競売になるまでに陥ってしまった原因の一つが
家賃収入という落とし穴でした。
家賃収入はその物件を借りてくれる方がいるからこそ発生します。
すなわち借りてくれなければ家賃が発生しないということです。
投資に関する大きなデメリットは家賃収入が無い場合、
物件を購入した時のローンを自らが手出しで払わなければいけないということ。
中には一年間は家賃保証を付けますなどのサービスで
不動産投資を勧めている会社もありますが
逆を言えば一年後は家賃を保証されないということです。
では20年・30年とローンを設定してしまって
継続して家賃収入があって返済もできると思いますか。
多くの方が数年で支払いが困難になります。
佐藤さんも気づけばローンの返済ができず
口座差押や自宅の競売など老後の貯えを全て取られてしまい
購入前の老後の計画がすべて消えてしまいました。
投資にはメリットもあればデメリットもあります。
不動産だけではありませんが、
きちんとリスクを知ったうえでの投資をおすすめします。
おわり
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