不動産の相続。相談先を間違っていませんか?
こんにちは。全日本任意売却支援協会の谷口です。
相続が発生した場合、みなさんはどこに相談しますか?
・弁護士
・司法書士
・税理士
という方が多いのではないでしょうか?
では、相続の内容に不動産がある場合は?
法律やお金の専門家は不動産にも精通しているのでしょうか?
「不動産」は大きな財産である一方、金銭と違って単純に分配できるもの
ではありません。また、不動産を担保お金を借りているケースも少なく
ありません。
つまり、複雑な状態・状況で相続しうる財産なのです。
そのため、相続にも詳しい不動産の専門家に相談することが肝心です。
当協会では、弁護士、税理士、司法書士と連携しているため、
きちんとした不動産の評価と、専門家の知識を活用して解決にあたっています。
そのため、「間違った財産の処理」をしなくて済むのです。
例として、過去にあった相談の内容をご紹介します。
大阪で120年以上和菓子店を続けてきた老舗のご主人さんから
「経営の悪化に伴い、会社をたたみたい」というご相談を頂きました。
お話を伺うと、税金の支払いやローンの返済に追われ、
売上があっても利益がでない状況でした。
さらに詳しく話を伺うと、経営が立ち行かなくなったのは
2年前に土地を売却したことがきっかけだったそうです。
この方はお店以外にも土地を相続していました。
毎月、大きな額ではないですが、賃料収入があったそうです。
しかし、知人の弁護士のアドバイスでこの土地を売却。
「弁護士の先生のアドバイスだから、任せていれば大丈夫」
と信じて疑いませんでした。
ところが、売却価格は市場相場よりも安く、税金等を払うと、手元には
現金が少ししか残りませんでした。
その時期から、収入よりも返済が上回るようになったそうです。
不動産の評価や相続税対策など、
専門家でなければわからないことは沢山あります。
ご主人さんもわからないが故にすべてを任せてしまったそうです。
相談へ来た時にやっとその時の状況を理解し、
「あの時売却しなければお店は継続できていた」と後悔されていました。
「知らない」ことで状況が不利になってしまうことがあります。
だからこそ知って頂けるよう情報を発信する必要性も感じています。
相続時に発生する税金や不動産の評価は、
専門家に相談したうえで慎重に対応しましょう。
(おわり)
(相続問題はケースが多様です。お気軽にお問合せください)
<相続に関するページ>
<相続に関するQ&A>