地域別の任意売却について 大阪編
全日本任意売却支援協会の松山です。
さて、今回は大阪にお住いの方々が任意売却をする場合の特徴を解説します。
大阪府内に自宅や不動産がある方が住宅ローンを滞納してしまった場合、または、競売を申し立てられた場合、どうすると良いのでしょうか?
まず、大阪は、西日本でもっとも住宅ローン滞納者が多いエリアです。
それと同時にもっとも住宅の流通量が多くもあります。
そのため、住宅ローンにかかわる問題が起きた場合、以下のような方法で解決できる可能性が高いと言えます。
①リースバックで住み続ける
②任意売却をしてスムーズに引越しをする
それぞれ、詳しく解説します。
①リースバックで住み続ける
当協会にお寄せいただくご相談内容でもっとも多いのが、「住み続けたい」というものです。
リースバックとは、自宅を一旦売却して、そのまま賃貸住宅として家賃を支払いながら住み続けるシステムです。
住宅ローンを滞納している場合や、競売を申し立てられている場合でも、リースバックを利用することは可能です。
実際、ご相談者の皆さんに「なぜ住み続けたいのか」を聞いてみると、次のような理由を多く挙げられます。
(1)「子どものためにリースバックをしたい」
高校生以下のお子さんがいるご家庭では、学校区のことを心配されている方がたくさんいらっしゃいます。
せっかくお友だちができたのに・・・、または、部活動を頑張っているのに・・・など、住宅ローンを滞納してしまった場合は、お子さんの学校は大きな問題になります。
そこでリースバックを利用すれば、引っ越しする必要がありませんので、このような学校の心配をする必要はありません。
(2)「今さら引越しなんてできない」
高齢のご両親がいらっしゃる場合、簡単に引越しすることは現実的には難しいです。長年お住まいのご自宅でしたら、なおさらのことでしょう。
また、ご近所の方々に引越しすることを伝えるのは、ストレスになることが多いでしょう。
こういう場合もリースバックなら、今まで通り変わることなく住むことが可能ですので、有効だと言えます。
②任意売却をしてスムーズに引越しをする
任意売却とは、借入先の銀行(債権者と言います)と話し合いのうえ売却をすることを言います。
リースバックと同様に、住宅ローンを滞納している場合、競売を申し立てられている場合も、任意売却をすることができます。
また、任意売却をする場合は通常、債権者が引越し代を捻出することを認めます。
どういうことかというと、売却金額の中から一部を引越し代として渡してくれるのです。これによって当面の生活は楽になることが多くあります。
以上、大阪の方々が住宅ローン問題を抱えた場合についての解説でした。
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