自営業の方の事例:経費が払えず競売を申し立てられ・・・
こんにちは、任意売却コンサルタント・康原です。
東京は寒波が到来し寒い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
先日は雪の影響で首都圏の交通機関が大変な状況でしたね。私も皆さんと同じように駅で長い間足止めされていました。
そんな中、普段使う電車のホームで、駅員さん達の一生懸命な姿に目を奪われました。
混雑している中、ご年配の方に目的地までの乗り換え方法を親切に紙に書いている駅員さんや、状況説明のため走りまわっている駅員さん達。
難しい状況でも目の前の問題に一生懸命取り組む姿勢に、とても寒い日でしたが、心がほっこりしました。
私も、駅員さん達の真摯な姿勢を見習いたいなと思う雪の日の朝の出来事でした。
さて今回は、先日任意売却により競売を回避された自営業者の方のお話です。
東京にお住まいの徳本さん(仮名)はデイケアサービスの施設を経営されていました。
しかし、順調に利用者も増えてこれから軌道に乗ると思われた矢先に“非常事態”が起こりました。
一昨年の夏、猛暑の影響により、デイケア利用者の方達のほとんどが入院する事態となり施設利用者が激減してしまったそうです。
徳本さんはその時、「夏が過ぎればまた以前のように利用者が戻って来るから頑張ろう」と思ったそうです。
しかし、月々の経費が150万円を超えている状況です。日に日にその支払いが苦しくなっていく一方です。
結局、以前の利用者数まで戻すことが出来ず、やむなく倒産することになりました。
そして、経費の支払いのために借り入れた借金が2000万円ほど残ってしまうことに・・・その結果、担保になっていた自宅が競売にかかってしまいました。
その後、当協会のホームページからお問い合わせいただき、すぐにお会いすることになりました。
結果的には、2ヵ月後に徳本さんは任意売却で競売を避けることに成功。かつ、引越し代を確保することができたので、無理なく新しい生活をスタートさせました。
「事業にもっと早く見切りをつけていれば、こんなことにならなかったのに・・・」と後悔されていましたが、「また、前向きに頑張る」と笑顔で希望もおっしゃっていました。
自営業の方は、一般の会社員の方と比べて収支のバランスが崩れやすいと言われています。
もし、少しでもご不安を抱えているようでしたら、お一人で悩まずご相談ください。