任意売却!「投資用ワンルームマンション」の恐怖

みなさんこんにちは。全日本任意売却支援協会、

任意売却コンサルタントの新井です。

 

朝晩は、本当に冷えるようになってきました。

風邪が流行っているようですが、皆さんは風邪などひかれてないですか?

 

さて、今回は、投資用ワンルームマンションを10戸保有されている

Aさんからのご相談についてお話したいと思います。

 

 

 

相談者Aさんが当、全日本任意売却支援協会に

来られたのは、今年の9月の下旬でした。

 

地方公務員のAさん。営業の電話がきっかけで、軽い気持ちで

初めて投資用ワンルームマンションを購入したのが7年前。

 

毎月入ってくる家賃で、ローンの元金と利息と

その他諸経費を支払うと、手元にはそれほど多くの金額は

残りませんでしたが、特に心配もしていませんでした。

 

そんな折、また営業の電話で、

「Aさんなら、あと2件くらいローンの審査は問題ありません。

良い新築物件が建つんです。どうですか?皆さん、3件から5件は

マンションを持っていますよ。3件以上所有すると、収支や資金繰りも

かなり良くなりますよ。」

 

と甘い誘惑に乗ってしまい、

2件を追加で購入して、合計3件所有することになりました。

 

そうこうしていると、3件の内、何と2件が同時期に退去。

空室の間、当然家賃収入は0円。原状回復費用に数十万円の出費。

貯蓄を切り崩して何とか元金、利息の返済に充てました。

 

ただ、入居者が入れ替わるとその都度家賃収入はダウン。

新築から5年も経つと当初より2割程度家賃が減り、

入居者がいても収支はマイナスになってしまいました。

 

Aさんは、(任意)売却の相談も兼ねて、

販売会社の担当者に電話をしました。

 

すると、担当者からは、

「Aさん、まだ3件だから1室でも退去すると収支が悪化するんです。

このマイナスを埋める為に、あと3件ほど追加しましょう。

これで現状は改善できますから。安心して下さい」

 

結局、担当者の言いなりに買った物件の合計は10戸!

借入残高は1億7,000万円にものぼりました。

 

しかも最後の方は銀行ではローンが通らなくなり、

ノンバンクで借入。

 

金利は7%。冷静に考えれば収支が合うはずもありません。

 

初めてAさんと会った時は、疲弊しきっていました。

誰にも相談できずに本当に苦しかったと思います。

 

「なぜ、あの時、追加で買ってしまったのか?」と、

Aさんは自分を責めるばかりでした。

 

Aさんの希望は

「とにかく売却すること。全てを処分すること。」でした。

 

現在、各債権者と調整しながら任意売却で販売中です。

 

幸い2件は任意売却で年内には売却できそうです。

 

残りも粘り強く債権者と交渉しながら任意での販売を継続して、

何とかAさんの希望を叶えてあげたいと思っています。

 

昨今は、空前の投資ブームです。

しかし、甘い話には罠が潜んでいます。

皆さん気を付けてください。

 

現在、投資用マンションをお持ちの方で、

「空室で困っている」「今後のローンの支払いが不安だ」など、

ご心配を抱えておられる方は、遠慮なく全日本任意売却支援協会の

任意売却コンサルタントまでご相談ください。

 

きっと、解決方法は見つかるはずです。

 

全日本任意売却支援協会の

任意売却コンサルタント一同、お待ちしております。

 

終わり

 

投資収益物件の任意売却

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