人の不幸を踏み台にする許せない業者
みなさんこんにちは。
任意売却コンサルタントの新井です。
連日30度前後の気温が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしですか?
熱中症にはくれぐれもご注意下さい。
ご注意つながりという事で・・・
今回は任意売却のお手伝いをしているSさんより
悪徳業者のことを教えていただいたので、お伝えしようと思います。
悪徳業者によるトラブルに関しては以前にも何度もお伝えしてきましたが、
今回は、Sさんの事例から発覚した新たな手口をお知らせしますね。
任意売却を行いたいと思う人は、
出来るだけご近所に知られずに売却をしたいものです。
それなのに、情報が漏れていたという事例です。
悪徳と言われる訪問業者(自宅まで押し掛け任意売却を進める業者のこと)
が自宅に来るのは、競売になった不動産の情報が裁判所で公告されてからです。
しかし、まだ裁判所で公告されていないSさんの自宅に
ある訪問業者が来るという相談を受けました。
これは、オカシイ・・・
裁判所に公告がなされていないのに・・・
まさかどこかで個人情報が流出!?
住宅ローンを融資している金融機関がそんな事をするとは考えにくい。
でも、住宅ローンが払えていない情報なんて分かるはずもないし・・・。
私も本当に謎でした。
しかし調査を進める上で、その謎が解けたのです。
そもそも、何故、訪問業者が来たのか??
その答えは・・・・
非常に単純なものでした。
私達の販売広告を見て、その家に訪問に行っていた。
という事だったのです。
私達は任意売却を成功させる為に、広告活動を内々に進めます。
訪問業者は、私達の広告を見て勝手にSさんの自宅へ行き、
「任意売却を希望されているという情報を聞いて」と言って、
「自分たちに任せろ」と迫ってきたのです。
私達にそういう発想がなく、全く気づく事が出来ませんでした。
更に驚くことがありました。
Sさんは訪問業者が来る数日前に
ご近所の方から「家を売るの?」と聞かれていたそうです。
内々に販売活動を行っているのに、ご近所の方も知りえるわけがありません。
おかしいと思いご近所の方に詳しく聞いてみると、
突然家に来た不動産業者を名乗る女性から
「あの家を購入する気があるか」と購入を促されていたというのです。
不動産というのは、その地域の近隣の方が60%購入するといわれています。
だから、この悪徳不動産業者は私たちの広告を手に、ご近所の方々に
「買いませんか?買いませんか?」と声を掛けていたようなのです。
それにしても、まさか私達の広告を情報とし、
その方の家に押しかけ、ご近所に販売活動までするなんて・・・。
驚きを通り越して、呆れ果てました。
ルール違反はまだしも、傷ついている人の心に塩を塗るような
行為に憤りを感じずにはいられません。
現在、当協会の弁護士の先生を交えて対策を講じている状況です。
いずれにしても、このような人の不幸をお金にしようとする
不動産業者にはご注意下さい。
終わり
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