相続!残ったアパートローンと任意売却

こんにちは!

任意売却コンサルタントの生山です。

 

いつの間にか梅雨が明け、いつの間にか蝉の声が聞こえ始め…

と思っていたら気付けば8月ですね。

 

さて、「相続」という言葉に皆さん、どんなイメージをお持ちですか?

 

財産をもらってお金持ちになる!

不動産を受け継いで大地主になる!

 

こういうイメージをお持ちの方もいると思います。

 

今回は一見すると羨まれる様な相続をした、

ある女性からのご相談をご紹介します。

 

その女性、山田さん(仮名)は40代。

 

3年前にお父様が他界され、150坪を超える広大な土地と

賃貸住宅10戸と店舗が3軒入るマンションを相続されました。

 

マンションはまだ築7年程で鉄筋コンクリート造。

6月に空室になった1住戸を除いては全て埋まっています。

 

毎月黙っていても家賃収入が得られるという、

何とも羨ましい状況…

 

と、思われると思いますが、

実際の山田さんの状況は全く異なるものでした。

 

彼女を悩ませていたのは「税金」と「残ったアパートローン」。

 

相続では金額の大きなものを相続すると、

それだけ「大きな相続税」を払わなくてはなりません。

 

それに加え山田さんの場合、築7年程のマンション、

しかも賃貸住宅10戸と店舗が3軒入る建物ですから、

残っているアパートローンも普通の住宅と違い大きな額でした。

 

それに追い打ちをかけるかの様に、お父様が生前税金を滞納しており、

当初からマンション経営は収支が考えられていなかった為、

出費>収入という苦しい状態であった事が判ったのでした。

 

何も知らずに相続した山田さんは、相続税も

アパートローンもと負の遺産を一気に背負うこととなったのです。

 

未納の税金が遅延損害金と共に約1,000万円にも膨れ上がり、

相続が原因で謄本には差押の2文字が…

 

しかも収支のバランスが崩れている為、

所有しているだけでマイナスが増えていきます。

 

残ったローンこそ滞納せず払い続けていましたが、

山田さん自身長くは保たない事を自覚していました。

 

とは言え、どうすれば良いか分からない…

ということで当、全日本任意売却支援協会へ相談に来たのです。

 

 

実は最近、相続絡みのご相談が増えています。

 

そういう方々が口にするのが、

「相続は想像していたものと全く違い、悩みの種でしかない。」と。

 

人が羨む様な相続がある一方で、悩みの種になる相続もあります。

 

ただせっかく築いたものを引き継いだ訳ですから、

悩みの種の様な相続でもプラスに転じていけたらと私たちは考えます。

 

幸いにも山田さんはご希望でもある、少しでも多くの

現金を手元に残す為に、当、全日本任意売却支援協会の

投資家への協力があり、この8月中に任意売却での契約予定です。

 

早めの相談が功を奏し、

マイナスも思ったより少なく済みそうです。

 

相続した遺産が負の遺産であった場合、

生前財産を築いてくれた方に感謝しつつ、

それを活かす方法を一緒に考えましょう。

 

あなたに合った解決方法はきっとあります。

 

気掛かりな事があれば一度ご相談くださいね。

早めの対応で、残りの夏を晴々した気持ちで過ごせるかもしれません。

 

 

終わり

 

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