離婚をきっかけに任意売却が増えています。
こんにちは。
全日本任意売却支援協会の大石です。
平成もまもなく終わり、令和の時代が始まりますね…。
私にとって、幼少期から現在まで過ごした平成が終わることは少し寂しい気もしますが、
新元号の時代がどんな世の中へなっていくのか楽しみでもあります。
さて、本日は離婚と任意売却についてお話をしたいと思います。
ここ数年、離婚をきっかけに任意売却のご相談はとても多く、
特に女性からのご相談が増えたように感じます。
離婚などでトラブルになりやすいのが、共有名義や連帯保証の問題。
初めからきちんと取り分やローンの支払いのことを話し合っているケースは少なく、
話し合いをしなければならないときは、連絡が取れないことやお互いの感情が先に
ぶつかってしまい、進まないケースがとても多いのです。
特にお子さんがいる場合、住み慣れた家から離れることや学区域の変更はできる
ものなら回避したいと思われるのではないでしょうか。
先日も小学生のお子さんがいる女性からのご相談を受けました。
埼玉県に住むSさんは小学5年生と2年生の二人を育てるシングルマザーです。
2年前に離婚をし、元ご主人と共有名義の自宅に住んでいました。
自宅のローン・マンションの管理費は養育費の代わりに元ご主人が全て支払う
という取り決めで、なんとかSさんの収入で生活をしていました。
しかし、支払いがだんだん滞り始め、銀行や管理会社から督促状が届くようになり
Sさんは元ご主人に連絡しました。
実は元ご主人は再婚をしており、これ以上支払いを続けていくのは厳しいので
住み続けたいのならそっちで払っていってくれと一点張り。
最後には感情のぶつかり合いで、これ以上の話し合いができなくなってしまったのです。
Sさんの要望としては2つ。
- ローン・管理費を支払っていくのは厳しいが、せめて子供が高校生になるまで引っ越ししたくない。
- 元ご主人とは関係が拗れているし、新しい家族もいるので家の件で連絡するのは気が引ける。
お子さんの生活を第一に考え、一人で抱えていたSさん。
私たちはSさんがお子さんたちとの生活が取り戻せるよう、
リースバックという方法で提案させていただきました。
私たちが間に入ってから元ご主人とも話がまとまり、解決に向けて現在進めています。
私も経験者ですが、離婚と家の問題は本当に精神が参ります。
新しい未来のためにも、一人で抱え込ます、ぜひご相談してください。