住宅ローンを滞納してしまうとどうなる?

皆さん、こんにちは。全日本任意売却支援協会の中井です。

「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という言葉をご存知の方も多いと思いますが、この言葉通り、あっという間に3月になってしまった気がします。

梅の花が満開になり、もうすぐ桜の開花便りも聞こえてきそうで楽しみです。

春は出会いと別れの季節です。皆さんの中にも、環境に変化が起こる方もいらっしゃるかもしれませんね。いい出会い、いいスタートが切れるように、私たち専門相談員も、皆様のお手伝いができればと思っております。

 

 

先日お電話をいただいたMさん(大阪市西区・女性)は、今まで一度も住宅ローンを滞納したことはなかったそうですが、ご自身が病気になってしまい、入院治療費がかかった為に、1回滞納してしまったそうです。

真面目に支払ってきていたので、1度の滞納でも、かなり不安になり、どうしていいかわからずに、当協会にお電話をくださいました。


電話口のMさんは、かなり慌てた様子で、「30年近く一度も滞納したことがなく、きちんと支払ってきたのに…。1回でも滞納をすればダメなのでしょうか?もう少しで住宅ローンも終わりのところまできているのに」と涙声で訴えられました。

 

興奮した様子でしたので、落ち着いていただく為にも、プライベートなことになってしまいますが、ご病気の事や、お仕事のこと、ご家族のことなど、色々なお話をお伺いしました。

お話をお聞きするうちにMさんも、少しずつ落ち着いていかれ、そこで改めて、今現在の状況をお伺いしたところ、ご病気も完治し、すでにお仕事にも復帰されているとの事。

そこで改めて、これから先のこと、Mさんの未来についての見通しをお聞きしたところ、お給料も以前と同じように支給してもらえるので、次の支払いは問題なく出来るし、お家を売却したり、リースバックしたりする考えはないとのことでした。

したがって、Mさんの方から一度銀行へ電話を入れていただき、次回の支払いで、2回分支払えることをお話いただくように伝え、お電話を切らせていただきました。

 

今回のケースのように、返済が1回~2回遅れた場合、その後の支払いを滞納しなければ、大きな問題にならないケースが多いですが、その後も滞納を続けると、金融機関は競売の手続きを進めていきます。

Mさんは、無理なく立て直すことができそうでしたので、当協会でお手伝いすることはありませんでしたが、やりくりが大変で、支払うのが苦しくなってしまっている場合は、速やかに誰かにご相談ください。

 

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そもそも住宅ローンとはどういうものなのかを含めて、返済が困難な方の解決手段としての任意売却を解説します。