60歳以降の住宅ローンの返済(2)
全日本任意売却支援協会の鈴木です。
すっかり暖かくなり、過ごしやすい季節になりました。
花粉症で悩まれている方には厳しい季節かもしれませんね。
今回のお話は前回(60歳以降の住宅ローンの返済)の続きです。
住宅ローンの残りが5年で、返済が厳しくなった相談です。
内田さん(仮名)は、
このブログ(ゆとりローンの「ゆとり」ゆえにローン返済が苦しい方へ)
を読んで、お電話いただきました。
内田さんは、25年前、35歳の時に住宅を購入され、
30年の住宅ローンを組まれました。
今から20年~25年前は
バブルがはじけたとはいえ
まだ今ほど景気は悪くありませんでした。
住宅ローンも国の政策で
積極的に取り組んでいました。
住宅金融公庫の取り扱いだけではなく
一般の銀行も住宅ローンを積極的に販売してきました。
各金融機関が住宅ローンの新商品を積極的に
販売していたこともあり、
内田さんも今が購入時期と思い、思い切って
家を買いました。
住宅ローンの商品の中に
「ゆとりローン」と言う商品がありました。
このゆとりローンは
当初の5年もしくは10年間は
月々の返済が少し楽になるような金利になっていました。
その分10年後、20年後の返済は高くなります。
しかし、内田さんにとっては、すごくありがたい商品です。
35歳のときの収入はそんなに多くはないので
5年間は返済を抑え、将来頑張って返済すればいいじゃないか
と思い購入を決断されました。
景気がさほど悪くなかった当時は、
「将来は給料は上がり、返済が少し増えても何とかなる」と
大抵の方が思っていたと思います。
しかし、年々景気が悪化し、給与は上がるどころか
ボーナスカットなどもあり、返済が厳しくなりました。
内田さんの返済は残り5年。
しかし残債元本の金額が500万円、
月々の返済は12万円です。
体を壊し、現在求職中の内田さんにとって、
月12万円の住宅ローンの返済は非常に負担が大きく、
貯金も底をついてしまいました。
そんな状況で、インターネットを使って、全日本任意売却支援協会の
ホームページに辿り着かれました。
内田さんの問題の解決には時間はかかりませんでした。
同じ境遇の方は少なくありません。
相談お待ちしています。
≪任意売却に関するページ≫
≪任意売却Q&A≫