膨らんだ債務を整理する方法のメリットとデメリット
こんにちは。
全日本任意売却支援協会の谷口です。
最近、全日本任意売却支援協会に寄せられる相談の中で
住宅ローン以外にカードローンの借入があるケースが増えています。
TVでも、カードローンのCMをよく見かけます。
有名タレントが起用され、手軽なイメージがあります。
ですが、カードローンでの借り入れが膨らみ、
住宅ローンのどちらも返済できない・・・というご相談が相次いでいます。
住宅ローンとカードローンどちらも滞納し返済ができなくなった場合
みなさんはどのように解決したらいいと考えますか?
多くの方が弁護士や司法書士に依頼して
自己破産をするしかないと考えるのではないでしょうか。
必ずしも自己破産だけが解決方法とは限りません。
では、返済できなくなってしまった借入(債務)を
解決する方法を簡単にご説明します。
債務の整理には「法的整理」と「私的整理」と呼ばれるものがあります。
≪法的整理≫
弁護士や司法書士へ依頼し法的手続きに従って
裁判所の管轄下で破産・特別清算・民事再生などの処理を図る手続き。
◆メリット◆
法定された明確なルールに基づいて、裁判所の監督下で行われるため安心で
銀行系(債権者)に対して公平で話ができる。
◆デメリット◆
手続きが複雑なため時間や費用がかかってしまい、
自己破産・倒産などのレッテルが貼られてしまう。
≪私的整理≫
法的整理に頼らずに銀行系(債権者)と借入れしたもの(債務者)
との自主的協議により借入(債務)を整理する手続き。
◆メリット◆
債権者と債務者の合意を円滑にすすめることで、
整理内容を柔軟・迅速な対応が可能になるとともに
自己破産・倒産等のレッテルが貼られることがないので周囲にも知られることがない。
◆デメリット◆
自身で債権者との交渉になる為、金融機関によっては
円滑に進めることができない可能性もある。
「法的整理」・「私的整理」をするにしても、
どちらも金融機関等の話し合いにより債務を整理します。
詳しくは一度ご相談ください。
おわり
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