アパート経営とサブリースの保証問題

こんにちは。
任意売却専門相談員の康原です。

今日はご相談いただく中の事例のひとつ、
サブリース契約の条項にある、「大規模修繕工事の実施をすることが条件」
によって発生している問題をご紹介したいと思います。

これは、簡単にお伝えすると、
大規模修繕を行わない場合は保証しませんよ、という条文です。

小林さんは（仮名）

横浜市泉区で収益アパートを運用されていました。
建設された当時は、
収益も上がり悩みのない日々を送っていらっしゃいました。

ですが、日が経つにつれ
サブリース会社から家賃の減額を迫られるようになりました。

また、軽微な修繕はサブリース会社が行いますが、
ガス給湯器や高額な費用が発生するような修繕は
全て小林さん（オーナー）負担となりました。

家賃の減額でローンの支払いが厳しい状況になるうえに、
修繕費用を取られては運用できない状態になってきました。

そんなときに、サブリース会社から
「大規模修繕を行ってください。費用は８３０万円」と言われました。

とても用意できる金額ではありません。

小林さんが用意出来ない事を伝えると、
サブリース会社の営業担当者は
態度が急変し出来ないのであれば保証はしない。
と言ってきました。

小林さんは大規模修繕を行うことに悩みましたが、
このままでは保証を切られる恐怖心から、
しぶしぶ承諾し修繕費用をローンで借入しました。

ですが、その後、家賃も上がらず
修繕費用のローンが支払えなくなり
当協会にご相談に来られました。

結果としては、
私たちがサブリース会社と話し合いを行い
リース契約を解除し無事に売却出来ました。

サブリース保証の問題は、たくさん寄せられています。
貯蓄を切り崩しながら運用する前に、
早めにご相談ください。

おわり

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