相続税
みなさん、こんにちは。全日本任意売却支援協会、
任意売却コンサルタントの鈴木です。
急に寒くなりましたね。
今回、紹介させて頂く相談は
相続間の固定資産税です。
ご両親が亡くなられ、土地と家を兄弟で
相続されることがあります。
ご両親と同居されていた長男がそのまま家に住み
家の固定資産税も長男が払う約束をされています。
家は兄弟4人で相続したので、
家の持分は、1/4ずつ所有している状態です。
長男が約束どおりきっちり固定資産税を払ってくれれば
問題はないのですが、今回5年分ぐらい固定資産税の滞納を
されました。
役所は、滞納が続き、今後の支払いも厳しいと見込み、自宅を
差押さえしました。
ここで問題が発生します。
長男は自分が払っていくと約束をし、滞納したので支払い義務は
長男にあると思われがちですが、
実際は、所有されている方(今回は4人)に支払い義務が発生します。
ここで驚いたのは、今回相談いただいた次男の方です。
長男は72歳で年金も少なく、生活するのがやっとの状態。
次男も68歳で年金暮らし。
次男も自分の生活がやっとで、お兄さんの分の固定資産税なんて
払える余裕がないとのことです。
他の兄弟も、余裕が無く厳しいとのこと。
次男の方は役所に相談に行きました。
役所からの回答は、滞納分の支払いが出来ないのであれば
家を公売にするといわれたようです。
そうなると、長男の方の住む場所もなくなるので困ると言ったのですが
役所は、固定資産税の支払い義務は、兄弟全員にあるので、兄弟全員で
支払いをするようにと指示しました。
次男の方はとっても困りました。
長男の住むところが無くなるのは避けたいが、兄弟全員5年分の固定資産税を
支払う余裕はない。
ここで当協会に相談に来られました。
固定資産税の滞納の相談は非常に多いです。
今回のケースもよく相談いただくケースです。
特に、相続にかかわる相談が多いです。
今回のケースは、兄弟全員と連絡が取り合えているので
解決はすぐ出来ましたが
相続関係の相談は、疎遠になっていたり、
不仲であったりのケースもあり
解決に時間がかかることが多くあります。
最近は、役所の差押えも厳しくなっていますので
税金だし何とかなると思わずに
早めの解決をされ、後々困る事がないようにされることを
おすすめします。
終わり
(相続問題はケースが多様です。お気軽にお問合せください)
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