全ての不動産業者が任意売却に対応できない現実
みなさん、こんにちは。全日本任意売却支援協会、
任意売却コンサルタントの中井です。
10月も上旬までは夏服で過ごせる日が多かったのですが、
もうすっかり肌寒くなってきましたね。
暑かった夏の日々が恋しい今日この頃です。
さて、今回は会社経営者の
ご自宅兼事務所ビルの任意売却についてです。
相談者A社長は印刷業を営んでおり、
景気の良い時に金融機関の勧めもあり自宅兼事務所ビルを建設。
しかし、昨今の印刷不況のあおりを受けて売上が激減。
税金の滞納が発生し、ついには役所から差押を受けてしまいます。
どうしようか思案しているところ、
顧問税理士、顧問弁護士もしくは借入している金融機関の紹介で
複数の不動産会社の紹介を受け、そこに今まで相談していたそうです。
日頃お世話になっている先生方からの紹介でもあったので
Aさんは大船に乗った気分でいたそうです。
依頼した時点でなんとかなるだろうと。
しかし・・・、それから早3ヶ月。
蓋を開けてみるとどの不動産会社も
金融機関や役所との交渉は一切行っていませんでした。
確かに地元の不動産会社などは、買主さんを探すには
最高のパートナーですし、当協会も買主を探す際には
協力してもらいます。
しかしAさんがご依頼したどの不動産会社も、そもそも
オーバーローンの状態の不動産の売買(任意売却)の
経験がありません。
金融機関と交渉もせずに、「売却金額さえ決まれば」
「すぐに動ける準備?」だけをしているとのことでした。
結局この3ヶ月間は何の動きもないばかりか
むしろ遅延損害金の発生で借金は膨らんでしまっていました。
不動産という貴重な情報は、
ご縁ある方からのご紹介であれば安心もします。
ただし、それは安心して任せられるという大前提があってこそです。
任意売却は競売までの時間までが、
ある意味では勝負となります。
私たち、全日本任意売却支援協会の任意売却コンサルタントは、
任意売却を成功させるために、常に競売までの時間を意識して
任意売却の活動を行っています。
みなさんも時間だけは大切にして下さいね!
おわり
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