本当は怖い税金滞納

みなさん、こんにちは。

任意売却コンサルタントの康原です。

 

今日はあいにくの雨模様。

 

出勤のため駅までの道を歩いていると

横殴りの雨が吹きつけ、スーツがびしょ濡れ。

 

朝からちょっぴり憂鬱な気持ちになりました。

 

今年の梅雨は例年より長くなるとの予報もありますので、

しばらく雨との付き合いが続きそうです!

 

さて、今日は税金についてお話したいと思います。

国民の三大義務のひとつ「納税」

 

住宅を所有すると課税されるのが、固定資産税・都市計画税。

この税金はお住まいの市町村に納められる地方税です。

 

一般的な大きさの住宅でおおよそ年間10万円前後。

結構な金額になります。

 

先日ご相談にいらしたAさんは、固定資産税等を滞納されていました。

 

相続で受けた土地に建物を建て事業者に貸し、

その賃料収入で暮らしていました。

 

借入れは一切なかったため担保余力は充分あります。

 

不動産を複数所有していたため固定資産税が40万/年(事業用は高い)でした。

 

しかし賃料収入のみでの生活は決して楽ではなく

その税金も積もり積もって300万円に膨らんでいました。

 

税金の延滞税は14.6%。

放っておくとあっという間に金額は膨れ上がっていきます。

 

市役所の担当の方にはご本人が支払える限度の

3万円/月で、了解を頂いていました。

しかし、それでは当年度の固定資産税すら賄いきれません。

 

しかしAさんは延滞税が膨れあがり続けているのもよく理解されず、

ただただ、市役所の担当者に言われるがまま支払いをしています。

 

担保余力はあるため、担当者も最悪は公売(国が行うオークション)でも

回収可能と見込んでいるのでしょう。

 

税金は住宅ローンと違い、支払いが遅れたらすぐに

競売にかけられるというものではありません。

 

督促も銀行ほど厳しくありません。

 

しかしそこに落とし穴があります。

 

住宅ローンの滞納はないけど税金が滞納している方。

失礼な言い方ですが、それは黄色信号の点滅です!

 

住宅ローンなどの借入は最悪の場合、

自己破産すれば返済する必要はなくなります。

 

しかし税金は自己破産しようがお構いなしです。

ずっと支払い義務は生じます。

 

ご相談が遅かったばっかりに、

税金の滞納が800万円を超えた方もいらっしゃいます。

 

その人は頑なに住宅ローンを優先していました。

 

「後悔先には立たず」です。

 

意思決定には正確な情報が必要です。

 

みなさんも後悔のないよう判断していただきたいものです。

 

終わり

 

税金滞納と差し押さえ

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