任意売却と相続問題についての事例
みなさんこんにちは。任意売却の専門相談員の生山です。
今回は、先日、任意売却と相続のご相談に来られた
武居直子さん(仮名)のケースをお話しさせていただきます。
武居さんは埼玉県にご家族4人で暮らしていらっしゃいました。
平穏な生活を送っていらっしゃいましたが、
ある日突然お父さんから連絡がありました。
それは「住宅ローンの返済が出来なくなった」という連絡でした。
武居さんのお父さんは建築関係のお仕事をされていまして、
作業中に背中を痛めて長期の療養中だったそうです。
そしてついには住宅ローンを滞納してしまったそうです。
お父さんのご自宅は亡くなられたお母さんと共有名義で、
10年前に購入したマンションでした。
武居さんはその際に連帯保証人になっていたのです。
武居さんも当事者としてすぐに当協会にご来社いただきました。
そこで亡くなられたお母さんの相続登記がされていなかったので、
武居さんに相続の登記の手続きをしていただくことに。
そして、調べていく上で衝撃の事実が・・・。
実は、お母さんに隠し子がいらっしゃったようで、
相続人は、武居さんの他にもいらっしゃることが発覚しました。
任意売却の際には、相続登記と名義人の同意が必要になります。
このように、被相続人が亡くなられた直後は、
悲しみも深く葬儀等で忙しくもあり、
相続のための手続きを進める気持ちになかなか
なれないということも多いと思います。
しかし、相続の手続きを怠ると、
将来、大きな不利益となって返ってくることもあります。
手続きは早めに行っていただくことをお勧めします。
おわり
・相続に関するQ&A