投資マンションを売却した事例
こんにちは、全日本任意売却支援協会の中井です。
今回は、投資用のマンションを複数所有されているSさん(30代半ば・京都市在住男性)のお話をしたいと思います。
大手企業に勤めているSさんは、とにかく仕事が大好きで、平日はもちろん休みの日も、仕事があれば自らすすんで出勤するぐらいだそうです。
またプライベートの時間も、スキルアップの勉強等をしており、文字通り「仕事人間」で、今まで独身を貫いていらっしゃいました。
趣味も特になく、車も所有しておらず、一人暮らしにかかる費用も少ないので、株か不動産、どちらかに投資をしようと考え、同じ会社の先輩がやっていたこともあり、投資用マンションを1室購入したのが、今から約6年前でした。
最初に購入したのは、京都市内のワンルームマンションです。駅が近く、学生も多い場所だったので、退去してもすぐに次の方が見つかるという状態で、最初の投資にしては上々の滑り出しでした。
安心したSさんは、不動産会社の営業マンから言われるがまま、大阪市内に1室と名古屋市内に2室、新たに投資用マンションを購入されました。
4室に増えた後、空室期間が発生したことがあるものの、まずまず順調でした。しかし、家賃の見直しや補修などで、昨年末から収支が少しずつ合わなくなり、ほんの僅かですが、お給料から持ち出す形になってしまいました。
持ち出しが発生しても、Sさんの収入では今のところ問題はなく、困っている状況ではありませんでしたが、今年の春に出会った女性と結婚を考えるようになり、将来子供が出来た事などを考えた結果、遠方にある名古屋市内のマンションを売却しようと考え、当協会にメールでご相談がありました。
先日、当協会に来社いただき、名古屋市内の2室を売却するのがいいのか、それとも全て売却するのがいいのか、1室だけ残すのがいいのか…などをSさんが持ってきてくださった資料(ローン残高や家賃等)を元にじっくり話をしました。
その結果、Sさんは、支払いに困っているわけではないので、現時点で全てを処分するのは惜しいということになり、当初からのご希望である名古屋市内の2室を売却することになりました。
今回のSさんのように、滞納しているわけではなく、やりくりができている方でも、将来のことを考えると不安になり、ご相談される方がたくさんいらっしゃいます。Sさんのように複数お持ちの方はもちろん、1室、もしくは一棟収益マンション等も、当協会でお手伝いをさせていただいています。
投資用物件でお悩みがありましたら、どんなことでもご相談ください。
終わり