任意売却に美味しい話はない?
先日、競売にかかってしまったご相談者のご自宅にお伺いする機会がありました。
そこで色々とお話をさせてもらいましたが、その時に見せていただいたのが、ご自宅に届いていたダイレクトメールです。
ものすごい量のダイレクトメールが保管されていました。
ダイレクトメールの内容は、簡単に言うと「任意売却をしませんか?」「競売を避けませんか?」という内容でした。
これらは、任意売却を専門にしている業者や、競売を専門に扱っている会社から届いたものです。
大量にあって、本当にビックリしました。
封筒の大きさも、大・中・小。普通郵便から、レターパック、宅配会社の配達で届いているものもありました。文字も手書きのものやパソコンのもの。中には「引っ越し代を100万円出します」とも書いてありました。
しかし、そのダイレクトメールの多くは未開封でした。
その理由をお聞きすると「どの会社も内容は同じで、やることは結局一緒なんでしょ?」「見ても仕方ないし、世の中、そんな美味しい話があるはずない」とおっしゃっていました。
確かに、おっしゃる通りです。
厳しい言い方ですが、実際に住宅ローンがのお支払いができていないので、競売という事態になっているのです。そこから宝くじに当たるような「美味しい話は無い」に等しいです。
しかし、解決の仕方によっては、美味しくはないですが、みなさんも意図していなかった、全く予想外の結末を迎える可能性があります。
それも良い結末です。
そのため、「そんなやり方があったのか!」あるいは「そんなこと出来るんですか?」と、おっしゃっていただくことがたくさんあります。
大きな驚きをもって、最初はみなさん半信半疑で進めていきます。
しかし、段取りがどんどん組まれて、あっという間に解決の話が出ていきますから、自然と話のテーマが「解決した後」のことになっていきます。
ご相談に来られる方は、今まで不安やストレスばかりの毎日を過ごされてきましたから、解決した後のことを話し始めると、途端に目がキラキラと輝きます。生き生きとします。
任意売却やリースバックそのものだけではなく、解決した後のお話をしたくないですか?
私なら、したいと思います。