全額返済の任意売却(1)

こんにちは、任意売却コンサルタントの浜崎です。

 

子供の成長に合わせて自宅の部屋の割り振りを変えました。

その際に、不要な物も処分したのですが、これほど要らない物

が部屋にあったのかと思うと愕然としました。

不要な物のために部屋を使っているのは全く無意味な話なので、

普段から断捨離するよう心掛けたいと思いました。

 

さて、今回は最初のご相談から2年間に渡って当協会にて

任意売却をお手伝いさせていただいた方のお話になります。

 

キャッシング

 

相談者は、神奈川県にお住いの田島さん(仮名)です。

田島さんはデザイナーを自営で行っています。

 

以前は賃貸マンションに暮らしていたのですが、子供が生まれ

たのと、仕事側大量の資料を長期間保管しておく必要があり、

どうせ家賃を支払うなら、マンションを購入しようということになり

現在のマンションを購入しました。

 

以前勤めていたデザイン会社を独立後は仕事も次から次へ

入って来て順調でしたが、震災後次第に仕事も減り始め、

現在は単価の安い仕事をいくつも掛け持ちして何とか

食べている状態になりました。

 

それでも何とか住宅ローンの支払いもしていましたが、

3年前に過労で体調を崩して、少し仕事を少なくする必要に迫られました。

 

自営なので自分が仕事を出来なくなると、それは収入減に直結します。

 

その時に住宅ローンの支払いのため初めてキャッシングで借金をしました。

金利は高かったですが、ローンを滞納する恐怖から、

とりあえず1か月分借りて、またすぐ返せばよいと思ったそうです。

 

ところが、体調の様子を見ながら何とか仕事も増やしましたが、

借金の返済と住宅ローンの支払いで、今度は管理費の滞納が始まりました。

 

そして、固定資産税も支払いが出来なくなっていました。

一度、借金の生活に入るとなかなか抜け出すことが出来ないのです。

 

奥様もパートに出て一生懸命に家計を支えようとしましたが、

滞納額は膨らむ一方で、ついにはキャッシングも200万円を超え、

住宅ローンの滞納も始まりました。

 

田島さんはこれ以上この生活を続けていても、自転車操業で、

いつか破たんしてしまうことが分かりました。

 

そのころには住宅ローンの滞納も5カ月になっていました。

 

そこで、奥様と話し合った結果、一度専門家この借金生活に

終止符を打てるよう相談しようと思いました。

 

 

▽つづき▽

全額返済の任意売却(2)