裁判所から通知が来たら、競売までは待ったなし。
皆さん、こんにちは
全日本任意売却支援協会の中井です。
このブログを読んでいただいている方の中で、
もうすでに、裁判所から通知が届いている方がいらっしゃるかもしれませんね。
裁判所から通知が届くと、待ったなしで競売まで進んでいきます。
競売の申し立てをされると、まずは「競売開始決定通知」が届きます。
その後、「現況調査に関する通知」が届き、裁判所の執行官と
不動産鑑定士によって、ご自宅の調査が行われます。
ちなみに、お仕事などで調査予定日は都合が悪いという場合は、
事前に連絡することをお勧めします。
なぜなら、万が一通知を無視したとしても、法律に基づき開錠し、
お家の方が不在でも、調査は行われてしまいます。
知らない間に勝手に鍵を開けられるのは、心配だと思いますので、
お気を付けください。
申し立てされてから調査まで、約2~3か月です。
何をしたらいいか、どこに相談をしたらいいかがわからないうちに、
あっという間に3か月が経ってしまうでしょう。
裁判所の執行官は、ご自宅の外観や室内の写真を撮り、現在誰が
住んでいるのかを調査し結果を「現況調査報告書」にまとめ、裁判所に
提出します。
また、不動産鑑定士は、近隣の不動産価格などを調査した結果を、
「評価書」にまとめ、裁判所に提出します。
裁判所は「現況調査報告書」と「評価書」をもとに、「物件明細書」を作成し、
ご自宅の情報を公開します。この物件情報は裁判所に行けば、
誰でも閲覧できるので、この情報を見た不動産会社の人がご自宅に
来られるかもしれません。
- 「引越代を〇〇〇万円渡します」などと高額な金額を提示する会社には
じゅうぶん気を付けてください。債権者(金融機関など)との交渉もなしに、
引越代の金額を確約できることは困難です。
任意売却が行えるのは、民間の金融機関では「入札開始」までと
決められていますので(一部、開札までの金融機関あり)裁判所に
競売の申し立てをしてから、約4か月~半年ほどの期間になります。
「約半年しかない」と捉えるのか、「約半年もある!」と思うのか・・・。
人によって感じ方は様々ですが、一つだけ言えるのは、
最初にも書きましたが、「待ったなし!」で競売まで進んでいくということです。
そのことだけは忘れないでください。
競売までのスケジュールもあわせてご確認ください。
終わり
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