任意売却と競売の違いとは その4
全日本任意売却支援協会の
任意売却の専門コンサルタント、松山です。
今回も、任意売却と競売の違いとは
という題名でお話しします。
今回は、任意売却と競売の違いの第4回として、
「滞納している固定資産税など税金の清算」
についてです。
さて、当協会に任意売却のご相談に来られる方の多くは、
住宅ローンを滞納する前に、
固定資産税、住民税などの税金や
健康保険料を滞納しています。
これら、税金や健康保険料は滞納すると、
住宅ローンと同様に遅延損害金が発生し、
滞納額が増えると、同時に遅延損害金が膨らみます。
場合によっては、本税(=元々の税金)よりも
遅延損害金のほうが多くなることもあります。
任意売却をした場合、
これらの滞納額と遅延損害金を清算できる可能性があります。
借入先の金融機関が、
任意売却により売却代金の中から、
費用として捻出してくれるのです。
一方、競売の場合はそのようなことはありません。
競売になった後も、
滞納した税金は残り続けますし、
自己破産しても免責されません。
そのため、やはり競売よりも任意売却のほうが
みなさんにとってメリットがあるのです。
おわり
税金の滞納についてのお悩みQ&A