任意売却について、よくある3つの質問
みなさんこんにちは。
任意売却コンサルタントの松山です。
当、全日本任意売却支援協会にご相談に来られる方々の中で、
よくあるご質問が3つあるのでご紹介します。
「そもそも任意売却ってなに?」
「任意売却って競売となにが違うの?」
「任意売却したあとはどうなるの?」
そこで、これら任意売却についての疑問についてご紹介します。
1 そもそも任意売却とは
通常、不動産を購入するために住宅ローンを組んだ場合、
借入先の金融機関は、この不動産に抵当権という担保を設定します。
そのため、その不動産を売ろうとしても、
住宅ローンをすべて返済しなければ、銀行が抵当権を抹消してくれず、
所有者の任意で売ることが非常に困難になるのです。
そこで任意売却とは、住宅ローンの支払いができなくなった場合や、
または、不動産を売っても住宅ローンの残債務がすべて返済できない場合でも、
借入先の金融機関との話し合いのうえ、
その不動産を任意で売ることができるというものなのです。
2 競売と任意売却の違い
競売とは、住宅ローン等の支払いができなくなった場合に、
借入先の金融機関等の債権者が、債権(住宅ローン等)を回収するために、
裁判所に申立てして強制的に不動産を売却することです。
住宅ローンの場合、通常は支払いを3~6回滞納すると、
競売を申立てされます。
競売に対し任意売却は、不動産を強制的に売却させられるのではなく、
借入先の金融機関と話し合いをしたうえで、
あくまで任意で不動産を売るのです。
また任意売却のメリットとして、
金融機関が、引っ越しするための資金を捻出してくれたり、
滞納している税金の一部を捻出してくれます。
3 任意売却したあと
任意売却したあと、ほとんどの人は、
住宅ローンはすべて返済できずに残ります。
いわゆる残債務という形で借金が残るのです。
通常、この残った住宅ローンについては、
金融機関とのお話し合いになります。
多くの金融機関は柔軟に対応してくれますので、
無理な返済をする必要がなくなる場合が多いのです。
なんとなく任意売却についてお分かりになったでしょうか?
私たちが任意売却をおすすめするのは、
所有者にとって、競売に比べるとメリットがあるためです。
また、金融機関としても、競売より多く回収できるので、
メリットがあるのです。
終わり