税金滞納により、役所の対応がどんどん厳しくなっていき・・・
みなさん、こんにちは。全日本任意売却支援協会、任意売却コンサルタントの鈴木です。
今日は税金の滞納についてお話しします。
役所からの通知や勧告書などが届き、驚いて全日本任意売却支援協会にご相談いただくケースがよくあります。
任意売却支援協会というと、家に関するご相談しかできないと思われがちですが、市民税、固定資産税、国民健康保険料など、納税に関してのご相談もよくいただきます。
税金などのお金のことは、どちらかと言うと、弁護士さんや司法書士さんに相談する方もいらっしゃいますが、「税金滞納」「延滞金」「マンションの管理費滞納」などのご相談は、当協会のほうがアドバイスできることが多くあります。
それでは、最近ご相談いただいたAさんの事例をご紹介させていただきます。
数年間、Aさんは市民税、固定資産税、国民健康保険料の滞納しており、分割で毎月5~7万円の支払いを続けていました。
本税は残り95万円まで減ったのですが、なんと延滞税は380万円も残っている状態でした。
今までの役所の担当者は、いろいろ相談にのってくれており、月々7万円の返済についても、支払いが厳しいときには5万円にしてくれていました。
しかし、今年に入り、担当者が変更になった途端、非常に厳しい対応になってしまったようです。
その新しい担当者からは、
「月々7万円の返済では、延滞税の返済ができていない」
「月々7万円は少なすぎる、来月から10万円にして下さい」
「返済が遅れるようなら、家を公売にかけます」など・・・
今までとは全く違う対応に変わってしまい、Aさんはとても驚かれたそうです。
役所に電話をし、「月7万円の返済も厳しかったのに、10万円なんて無理に決まっている」と伝えても、「それなら、家を売って支払ってください」の一点張りで、厳しい対応が変わることはありませんでした。
私たちも、役所とはお話しする機会が多くありますが、担当者、または、役所によって対応がまったく違います。
また、市役所によっては、延滞金などの納付額が大きく変わることもよくあります。
Aさんは、悩みすぎて、役所と話すことが怖くなり、電話や手紙を無視するようになってしまいました。
しばらくすると、Aさんの自宅には公売の通知が届きました。
こうなると、もう時間との勝負です。
Aさんからお話をよく聞かせていただき、すぐに新しい担当者に話を聞きに行きました。
同時に、住宅ローンの借入先の銀行にも連絡を入れて任意売却の手続きを開始。
何度も話し合いをした結果、なんとか担当者にAさんの状況を理解していただき、無事に任意売却で解決する事が出来ました。
間に合って本当に良かったです。
私たち全日本任意売却支援協会は、住宅ローンの返済のご相談以外にも、こういった税金などのご相談も受け付けておりますので、ぜひ遠慮なくお越しください。
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