任意売却！老後の為に買ったマンションが競売に！

皆さんこんにちは、任意売却の専門コンサルタントの生山です。

 

めっきり冬の季節になり、

コートとマフラーが手放せない時期になりましたね。

 

さて、そんななかでも、日夜、全日本任意売却支援協会に

たくさんの相談者の方がみえます。

 

任意売却の相談内容は様々ですが、つい先日相談にこられた、

田川さん（アルバイト62歳、仮名）の相談内容は深刻でした。

 

長年、印刷業界で勤めて一度引退し、近所でアルバイトをしながら

年金収入とアルバイト収入で、夫婦二人でマンションに住んでいました。

 

マンションにはまだ住宅ローンが残っていましたが、

その住宅ローンの支払いも月々5万円程で、

家賃より安く、支払いは容易でした。

 

子供たちも独立し、住む場所も確保し、

せかせかと仕事をすることもなく、

悠々自適な老後の生活を望んで過ごしていました。

 

しかし・・・

千葉に住んでいる息子さん（40歳独身）が

事業に失敗してしまい、多額の借金を背負ってしまいました。

 

息子さんからの悲痛な相談に応えずにはおられず、

手持ちのお金をすべて息子さんに渡してしまいました。

 

一切の預貯金も無くなり、生活をしていましたが、

またもや不幸が田川さんを襲います。

 

奥さんが病気になり、手術をする事になってしまい、

多額の出費が重なりました。

 

幸い命にはかかわらず、なんとか手術を乗り切りましたが、

至急の事だったので、お金がまったく準備できませんでした。

 

しかたなく田川さんは消費者金融でお金を借入して

なんとかやりくりをしていました。

 

ところが高い利息や余裕の無い生活のなかで

住宅ローンも支払えなくなりはじめました。

 

そしてついに、銀行から競売の申立ての通知がきました。

 

田川さんはどうしたら良いかわからず、

全日本任意売却支援協会に相談に来られました。

 

「老後の為にせっかく買ったマンションが競売になるなんて」

「いままでの積み重ねが台無しです」

「なんとか競売は避けたいです」

 

田川さんの心からの叫びになんとか答えようと、

依頼を受け、すぐに任意売却の活動に入りました。

 

早急に銀行とも話しをつけ、なんとか購入希望者も見つかり、

競売を避けることができたのです。

 

わずかながらも引越しの資金も出たので、

田川さんは現在引越しの真っ只中です。

 

「家を失うのは不本意ですが、競売を避けられてよかったです」

「いままでの自分の積み重ねが無駄にはなりませんでした。」

 

田川さんにはこれから第二の人生がまっています。

 

私も良いスタートがきれるお手伝いが出来てよかったです。

 

終わり