親子間で任意売却するメリット
全日本任意売却支援協会の生山です。
当協会へのお問合せとして、リースバックをしたいという声が本当に多くなりました。リースバックとは、任意売却をした後もそのまま住み続けることができる方法です。
「自分の家に住み続けたい」あるいは、「自分の家を活用して、手元にお金を残したい」という多くのご希望をいただいております。
長年住んだ家ですから、住み続けたいというお気持ちは当然ですね。しかしながら、「リースバック」=「投資家さん」というイメージが独り歩きしているように見受けられます。今日はこのイメージについて、少し違う角度から考察したいと思います。
「リースバック」=「投資家さん」ではない
リースバックというと、第三者である投資家さんに購入してもらい、その方に月々の家賃をお支払いするというのが一般的な認識です。
この認識は間違っていませんが、私たちがまず皆さんにお伺いするのは、「協力していただける方はいませんか?」ということなのです。
具体的には、両親、親戚、お子さん、遠い親戚などの親族。知人、友人、先輩、後輩などの近しい方々。
本当に協力してくれる方はいないでしょうか?
ここは真っ先に聞いております。何故なら、任意売却をしてその方々に購入してもらえば、投資家さんにご協力をいただかなくても、家賃がとても安く住み続けられる可能性が高いからです。
以前、「なんとか今の家に住み続けたい」という親子からご相談をいただき、お父さんから息子さんへ任意売却することにより、リースバックができたケースがありました。
この場合、お父さんは息子さんに対して、投資家さんが設定する家賃よりずっと安い金額を支払うことで解決できました。
極論を言えば、父と息子とのことですから、格安な家賃で構わないのです。(タダとはいうことにはいかないでしょうが・・・。)
ですから、リースバックで、無理に投資家さんに買ってもらう必要はないのです。
もし、投資家さんより先に協力してくれる方がいらっしゃれば、その方へお声掛けしましょう。
そのとき、住宅ローンを組むにあたり、なかなか銀行が住宅ローンをOKしてくれないということもありますが、私たちは今までいくつも事例を重ねておりますので、お気軽にご相談ください。
住み続けられるよう、色々な観点から一緒に解決しましょう。