家族で取り組んだ任意売却の相談事例
ご両親の住宅ローンを、そのご子息が支払うといったケースがよくあります。そのため、支払いを肩代わりしている息子さんから任意売却のご相談を多くいただきます。
兵庫県西宮市の佐藤さん(仮名)のご相談は「息子がこれ以上住宅ローンを肩代わりすることができないと言うのでなんとかしてほしい」という内容でした。
佐藤さんが息子さんに助けてもらうようになったきっかけは、不景気により勤めていた会社を退職することになってしまったことでした。
佐藤さんは、誰にも迷惑をかけないようにと再就職を試みるも、60歳を超えてからの雇用は厳しく、やっとみつけた仕事も嘱託採用のため、以前のような収入を得ることはできませんでした。
そこで社会人として働いていた息子さんが「少しの間だけなら」と、代わりに住宅ローンの支払いをしてくれていたそうです。
息子さんが援助してくれている間に状況をなんとか戻そうと、仕事を掛け持ちしていた佐藤さんですが、身体はついていけず、それは長くは続きませんでした。
その後およそ2年間もの間、息子さんが住宅ローンを肩代わりして支払いを続けてきましたが、息子さんにもご家族がいらっしゃいます。やはり二重払いは厳しく、とうとう限界がやってきました。
これからどうすれば良いのかわからなくなった佐藤さんがたどり着いたのは「任意売却」という選択でした。
任意売却にて新たなスタート切った佐藤さんのような方がいる一方で、自宅が「競売」という結末を迎えるご家族もいます。
支払いを一時しのぎで先延ばしにしても、必ずといっていいほど状況は悪化してしまいます。
もう後戻りができなくなるまで追い詰められてしまう。そんな状況になってしまってからでは解決策も限られてしまいます。
早い段階での解決策として「任意売却」にて不安やストレスから解放される方、「任意売却」にて未来に向かって新しい生活をスタートさせる方もいます。
「今はまだ大丈夫」という方も5年後、10年後を考えてみてください。
早過ぎるということはありません。今だからこそ希望通りの解決策を選択することができます。