本当に任意売却が必要ですか?

こんにちは、一般社団法人 全日本任意売却支援協会の松山です。

今回は「それって本当に任意売却する必要があるの?」という題名でお伝えします。

 

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任意売却を取り扱っている不動産業者の中には、強引に家を売却させているところもあるようです。

例えば次のような言葉で売却を迫ります。

「今売ったら100万円渡せます」

「どうせ競売になるんだから早く売りましょう」

 

こういった言葉を鵜呑みにして言われるがままに任意売却をしてしまうことが多々あります。

 

でも、ちょっと考えてください。

任意売却をする必要、本当にありますか?

 

そこで、私たちがご相談者によく聞くことが、『5年後、10年後のことを考えてください』です。

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どういうことかというと、今は経済的に苦しくとも将来的に問題なく住宅ローンを返済できるのなら、無理に任意売却をする必要はないということです。

せっかく買ったマイホームです。任意売却をせずとも済むなら、それに越したことはありません。

また、任意売却は文字通り「任意」に行うことです。誰かに強制されることではありません。

 

ここで当協会に訪れる方の一例をご紹介します。

その方(以下、Aさん)は、当協会にご相談される前にすでに最寄り駅近くの不動産会社に任意売却を依頼していました。

Aさんのご相談は「依頼していた不動産会社の担当者に『住宅ローンを滞納してください』と言われました。」さらに続けて「言われた通りに住宅ローンを滞納したら、『売れませんね』と言われて、話に応じてくれなくなりました・・・。」というものでした。

わらにもすがる思いで相談したAさんに対して、この担当者は『任意売却をしたかったら、とりあえず住宅ローンを滞納しろ』と言ったわけです。挙句の果てには『売れませんね』の一言で終わらせようとしたのです。

こういったご相談は後を絶ちません。というのも、このような不動産会社は売却の依頼をもらうのが目的であり、売れそうにないと判断すると、他の売れそうなお客の相手ばかりしようとするのです。

 

それはまるで『売れるかどうかが問題であって、相談者のこれからの生活なんて関係ない』と言わんばかりのようです。

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だからこそ、安易に住宅ローンを滞納して任意売却をするようなことはしないでほしいのです。

 

任意売却をしたほうが良いのか、しなくても良いのか

 

私たち全日本任意売却支援協会の相談員は、ここから一緒に考えていきます。
そして、ご相談者がスムーズに生活を再スタートできるようにお手伝いします。

 

焦らず、しっかりと、一緒に考えていきましょう。