住宅ローンの借りる際の基準が甘くなった!?
全日本任意売却支援協会の鈴木です。
梅雨が近づき、少し湿気の多い日が続きますね。
家を購入するとき、住宅ローンを組む方がほとんどだと思いますが、
住宅ローンを借りる時に、一番意識されていることは何でしょうか?
多くの皆さんは、「借りる金額」ではなく「毎月返済する金額」を
基準に住宅ローンを組まれます。
例えば
3000万円のマンションを購入するとき
3000万円借りて、35年で返済できるか
という判断ではなく、
月々10万円の返済が現在、または将来できるか
の基準で判断していることが多いと思います。
今住んでいる家賃が8万円なので、
ちょっと頑張れば10万円位返せる!とか、
今住んでいる家賃が11万円なので支払いが減る!
といった具合です。
果たしてこれでいいのでしょうか?
少し前まで、
家を購入するためには、購入金額の2割くらいは
頭金で用意するのが常識でした。
もちろん頭金なので、住宅ローンを組む費用や
購入にかかる税金、その他手数料など、
3000万円のマンションを買うためには
頭金600万円と諸経費として200万円位の
お金を用意しました。
また、住宅ローンを組んでくれる銀行も
3000万円のマンションなら
自己資金として800万円位用意しないと
住宅ローンは組めない基準にしていました。
ところが最近は、100%ローン、諸経費もローンが組めます
などを商品にした住宅ローンが増えてきました。
そのような商品があるため、
今から家を購入するために、貯金をして
頭金をためたり、諸経費の費用を用意するのであれば
月々の返済を無理してでも今購入するほうがいい、
得ではないかと思われ、購入されます。
その結果、毎月の返済が厳しくなったり、
将来が不安になったりします。
住宅ローンでは、
ローンを組んだ家を担保にしています。
家の価格100%と諸経費をローンを組んだ場合
家の評価以上になるケースがあります。
また、最近の住宅ローンの審査では
年収の40%までの返済は可能であると判断され
お金を貸してくれます。
昔に比べればかなりゆるい審査です。
以上のことを踏まえて
ローンの返済が厳しくなった方の相談を
いただきますが
皆さんかなり悩まれて相談に来られます。
しかし貸した側は
きっちり返すのが当たり前といいます。
果たしてそうでしょうか。
この疑問について
次回のブログで紹介させていただきたいと思います。
おわり