住宅ローン以外の滞納でも、リースバックができます
任意売却の専門相談員、谷口です。
さて、ご自宅が競売になる理由のうち、一番多いものが「住宅ローンの滞納」です。しかし、近年では住宅ローンの滞納以外のケースで自宅が競売になる方が増えています。
例えば、最近ではインターネット等で簡単に申し込むことができる消費者金融などからの借入の返済ができなくなった結果、ご自宅が競売になってしまう方が増加傾向にあります。
この消費者金融での借入が原因でご自宅が競売になってしまうと考えている方は多くはありません。
しかし、実際には消費者金融からの借入に限らず、カードローンや知人からの借入を滞納したことによってご自宅が競売の対象になってしまうことが多々あるのです。
こういったケースの場合、ほとんどの方が住宅ローンを滞納していません。それでも自宅は競売になってしまうのです。
では、消費者金融等の借入を滞納して、競売や差し押さえの通知が来てしまったらどうすればいいのか?
選択肢は3つです。
1つ目は、消費者金融での借入を一括で返済。こちらに関しては現実的には難しいと思われます。
2つ目は、競売になってご自宅を失う。残念ながら多くの方はこの結末になってしまっています。
3つ目は、自宅を売却してその代金を返済に充てる。当協会のご相談者のうち、ほとんどの方がこの方法を選択されます。いわゆる任意売却です。
「住宅ローンは滞納していないのになんで競売になるの?」と言いたくなるお気持ちはよく分かりますが、何もしなければそのまま競売になってしまうので、ご自宅を任意売却するかどうか決断しなければいけません。
最近の消費者金融やカードローンは、簡単に借りられるからといって軽く考えていると、後で取り返しのつかない事態になってしまいます。
しかし、競売の通知が届いてしまったからといって、必ずしも思い入れのあるご自宅を手放さなければならないというわけではありません。環境を変えずそのまま住み続ける方法もあります。
それが「リースバック」という方法です。
簡単に説明すると、ご自宅を一度任意売却することによりローンを返済します。その後、売却先(買主)がご自宅の大家さんとなり、そこへ家賃を毎月支払っていきます。もしご希望であれば、数年後に買い戻すことができるので、一時的にご自宅を預ける方法として利用する方もいます。
「リースバック」は便利なシステムです。しかしながら、多くの方が詳しくはご存じありませんので、メリットやデメリットをまず知っていただきたいです。
知っているのと知らないのとでは、未来が全く違うことになります。費用はかかりませんので、ぜひお気軽に一度ご相談ください。