『二世帯住宅と任意売却』について
こんにちは、任意売却コンサルタントの浜崎です。
今回は自分の借金が原因で二世帯住宅を競売にかけられましたが、
入札日前に回避し、住み続けることが出来た方のお話です。
相談者は、埼玉県にお住いの三橋さん(仮名)です。
三橋さんは奥さん、2人のお子さん、そして奥さんの両親の6人家族です。
自宅は2世帯住宅を20年前に中古で購入しました。
住宅を購入してからは、ローンの返済と生活費に加え、お子さんの教育費も増えてきました。
三橋さんは保険の営業職をしている時に、営業経費がかなり掛かり、借金が200万円になりました。
当時、お子さんの進学と重なり、教育費も多額に必要だったので、借金をさらに重ねて、
最終的に借金は500万円に達し、とうとう任意整理を開始しました。
しかし、その月々の返済もやがて出来なくなり、5年前に少しでも収入を増やそうと
金融機関へ転職しました。
ところが、どうしても借金の返済が追い付かず、とうとう借金している金融機関に競売
の申し立てをされてしまいました。
このままでは自分たち家族だけでなく、妻の両親も住む家を失ってしまう…
自分の責任で家族みんなに迷惑をかけてしまう事だけは避けようと、インターネットで
毎日調べて、当協会に相談にお見えになりました。
三橋さんは何とか家族の為に自宅を守りたいという一心でした。
家を売却して借金を返済し、そのまま済み続けられる方法としては、リーバックという方法があります。
このリースバックは、一度家を売却するので、自宅の所有権は失うのですが、引越もしないし、
表札が変わることも無いので、ご近所にもバレずに済みます。
ただし、売却金額に比例して設定家賃も上昇するので、あまり住宅ローンがたくさん残っていると、
今支払っている住宅ローンより高い家賃になる恐れがあることに注意が必要です。
今回、三橋さんの相談は早かったので、すぐに投資法人へ相談し、すぐに候補の会社が見つかりました。
その後、三橋さんは無事に競売の入札前に決済を迎えることが出来ました。
住宅ローンだけでなく、他の借金も無事に返済することが出来ました。
賃貸の家賃も今までのローン金額より安くなり、生活を立て直すことが出来ました。
自分の家族だけでなく、奥さんの両親も住み慣れた自宅に居ることが出来て、とても喜んでいたそうです。
三橋さんの早い相談が、今回の素早い解決につながりました。