飲食店経営がうまくいかず、ローン破綻へ
みなさん、こんにちは。
任意売却コンサルタントの浜崎です。
先日江戸東京博物館で開催している「大関が原展」に行ってきました。
関が原の合戦に至るまでの各戦国大名同士の手紙や連判状などがあり、
リアルにその情景が思い浮かびます。
この合戦にて憂き目を見た者あり、武功挙げるもその後の歴史では
表舞台から消え去った者あり。
その時代に思いを馳せながら、興味深く見て回りました。
さて、今日は自己破産後の任意売却についてお伝えします。
Aさんはご主人がインド国籍。
住宅ローンはAさんが組んでいました。
ご主人は飲食店を経営、Aさんはその連帯保証人となっていました。
飲食店なので初期投資やランニングコストが膨大にかかりますが、
客足が伸びず事業は立ち行かず。残念ながら自己破産の運びとなりました。
自宅も当然このままでは競売です。
当然の流れとしてAさんは自己破産の相談をした弁護士の先生に
任意売却の相談をしました。
当初は弁護士もどうしていいかわからず対応が遅かったとのことですが、
金融機関に「Aさんが任意売却をしたい」ということを伝えてくれて、
金融機関の担当から不動産会社が紹介されました。
そう、金融機関側の不動産会社です。
希望としては引越代を捻出したいとのことでしたが、
不動産会社が金融機関から言われている金額は相場より高め。
不動産会社もそのことはよくわかっていたはずなのですが、
結局金融機関には強く出られなかったのでしょう。
そのままAさんにも報告することなく、
高い金額のまま放置されることとなります。
そんな時、全日本任意売却支援協会にご相談にいらっしゃいました。
私がその金融機関の担当者に電話で話したところ、
「一向に売れないので諦めている」とのこと。
実はその担当者も本心では任意売却で売却したかったのです。
その後すぐに販売価格の改定の交渉をし、無事任意売却の成約となりました。
引越代はもちろん、未納税金も支払うことができました。
任意売却は必ず売主側主導で行うようしなければいけないですね。
ご相談お待ちしております。