当協会へのご相談者のほとんどは

みなさん、こんにちは。
全日本任意売却支援協会の鈴木です。

本日はリースバックについてです。

当協会へのご相談のうち7~8割位のお客様は
リースバックをご希望される方々です。

もちろん理由は様々。
「祖父の代、父の代からそこに住んでいる」であったり、
「その場所で事業を営んでいる」であったり
「父母が存命のうちはそこに住み続けさせてあげたい」だったり。

Aさんもリースバックをご希望されていました。
理由は「近所の中学校に通学されているお子さんのために」!

リースバックというと購入者は投資家さん。

もちろん相場よりも割安に売却し、その価格によって利回りが決定され以下の通りの算式で賃料を決められます。

「月額賃料=売却価格×投資家の期待利回り(年%)/12か月」

例えば
売却価格1000万円 投資家期待利回り6% であれば
月額賃料=1000万円×6%/12か月=5万円

となります。

Aさんのご自宅は、相場は約1500万円。住宅ローンは残り800万円。
月々の住宅ローンの支払いは15万円。
ご相談時はすでに住宅ローンを6か月滞納され、競売申立直前だったのです。

当初Aさんはリースバックで長い期間住み続けたいというご希望でした。
お子さんが大学を卒業する8年間は最低でも住み続けたいと。

そこで投資家さんに条件を提示してもらうことにしました。

投資家さんは当然将来的な相場の下落も想定し
総合判断を下されます。そこから割役な価格設定をするのです。

今回のAさんのご自宅については以下のような条件でした。

購入金額1100万円
利回り7%
月額賃料58000円

当初Aさんは前向きに検討されていらっしゃいました。
なぜなら月々の支払額が10万円ほど低くなるんですから!!

しかし引越しをすれば手元に600万円以上残るのに、
今回の条件では250万円弱しか残りません。

今後お子さんが高校、大学への進学でお金がかかることは容易に
想像できます。

そこで「リースバックの期間を少しでも短くすると
購入金額を上げてくれる投資家もいるかもしれませんが
どうされますか?」と尋ねてみました。

そうするとAさんは考え出しました。
そして「息子が中学校を卒業するまでの
1年半でのリースバックの条件も出してもらえますか。」
というご要望があったのです。

結果としてはさらに価格が200万円上がった
1年半のリースバックの条件での投資家さんへの売却に決められました。

リースバックと一概に言っても、お客様の状況等によって最適な解決策は異なります

Aさんは奥さん、お子さんのためを思って長期のリースバックを検討されていたのですが、家族会議の末、お子さんの学費の確保こそ優先すべきだとの判断に至りました。

私達のお手伝いはお客様と投資家の架け橋ですが、お客様の状況に応じて投資家さんがギリギリ頑張って検討してくれそうな条件を提示することで、利益の最大化が可能だと信じております。

なので無理なご要望だと思っていても、一度ご相談いただければ一緒に考えていきます。

一人で抱え込まずになんでもご相談下さい!