マイホームの購入。

ライフプランを見据えた、人生の中でも大きな買い物ですよね。

金額が大きいため、たいていの方は住宅ローンを利用します。

毎月の返済額に占める金利分の割合を見て、辟易される方も多いとは思いますが、

住宅ローンは、金融商品の中では比較的金利が低いものです。

その分、といってもいいのでしょうか。

金融機関はリスク回避のために、事前に本人の審査、担保不動産の査定を行いますね。

また、滞納に備えて、保証会社への保証料支払いを義務づけています。

そして、万が一本人が死亡した場合のために、団体信用生命保険（団信）の加入を

条件としています。（住宅金融支援機構ｊは加入を任意としています）

「住宅ローンが返済されなくなる」というリスクに対して、何重も備えられていますね。

では逆に、払えなくなったとき、債務者側にとってもプラスではないのか？と

思われるかもしれません。

住宅ローンを滞納した場合、どうなるのでしょう。

何ヶ月も滞納すると、まずはローンを分割して支払う権利を失います。

住宅ローンの残額について、保証会社が債務者にかわって銀行に返済するので、

保証会社から債務者に一括返済を求められます。

また、住宅ローンを数ヶ月滞納している状況で債務者が亡くなった場合、

団体信用生命保険が失効している可能性があります。

団信の保険料は金利に含まれているためです。

※滞納なく債務者が亡くなられた場合には、保険が適用されます。

いずれにしても、滞納状況が続くと、債権者側の補償はあるものの、

債務者側には担保不動産を強制的に売却される（＝競売）という

仕組みになっています。

あくまでも、大まかな流れです。

ただ、「住宅ローンを滞納しそうだ」という状況においては、早めに対処することが

重要であることには変わりはありません。

任意売却では競売を回避することが可能ですし、

「住み続ける」可能性もあります。

「私の場合はどうなりますか？」といったご質問や

もっと詳しい対処法については、お気軽にお問合せください。