成長するための大切な考え方
今日、水曜日は社内勉強会の日。
東京と大阪をテレビ会議システムでつないで行いました。
自分で言うのもなんですが・・・
当、(社)全日本任意売却支援協会は
とにかく勉強する時間が多いのが特徴です。
この勉強会以外にも、お客様との会話をイメージしたロールプレイングや
お客様サービス向上のために録音した電話などを聞いたりと・・・
様々な学習と訓練があります。
やはり、お客様の大切な財産を競売から守ることが
私たち協会員に課せられた使命ですから、みんな真剣そのものです。
私が学習する上で大切にしている考え方があります。
それは、守・破・離(しゅはり)という考え方です。
有名な言葉なので、説明するまでもありませんが、
この守・破・離は、我が国での茶道、武道、芸術等における
師弟関係のあり方のひとつです。
武道論十五講という本には、守・破・離の考えてついて
次のように記載されています。
「守」は、師についてその流儀を習い、その流儀を守って励むこと
「破」は、師の流儀を極めた後に他流をも研究すること
「離」は、自己の研鑽を集め大成し、独自の境地を拓いて一流を編み出すこと。
私はいつも不思議に思うことがあります。
我が子をいい大学に行かせるためにできるだけ
いい塾や予備校に通わせようとする人はたくさんいます。
子供を一流のプロスポーツ選手にさせるため、いい指導者、
コーチに教えてもらいたいと考える人もたくさんいます。
しかし、社会に出たらみんな自己流でやろうとするのです。
勉強もスポーツもいい指導を受けようとするのに、
一番大切な?社会に出てからは多くの人が自己流なのです。
私のところで働く中途入社のスタッフに聞くことがあります。
「前の会社で勉強していた?」
「会社内で勉強などしたことがない」という答えが100%返ってきます。
(生意気ですが)私は会社の代表としてある意味、
親御さんから、そのスタッフを預かっている気持ちでいます。
その親御さんが一番喜ぶことは何かを考えました。
それは、やはり子供が安定して稼げる環境に
して欲しいということではないでしょうか?
安定して稼げる環境・・・
すなわち、安定して稼げる能力を身に付けることだと私は思っています。
だからこそ、自己流ではなく、まず「守」から。
すなわち師匠(上司、先輩)の真似をすることです。
真似から入れることができる人ほど、覚えるもの早いです。
自己流でやろうとする人は、成長もしないばかりか、
しょっちゅうお客様からクレームをもらいます。
先ほど紹介した武道論十五講には、次のような言葉もあります。
『武道における修行が人生に深く関わっている以上、その修行には限りがない。』
「守・破・離」の教えを忘れず、
これからもスタッフ共々、修行に励みたく思います。
終わり