住み続ける方法とは・・・セール&リースバック

leaseback

こんにちは。全日本任意売却支援協会の安田です。

 

私ども、全日本任意売却支援協会に寄せられる相談で

もっとも多い要望は“住み続けたい”というものであると

このブログでもお伝えしてきました。

 

その住み続けることを、セール&リースバックと言います。

 

これは、一時的に住宅ローンの支払いが困難になった人に、

一旦、自宅を売却して頂き、家賃を払い住み続けることをいいます。

 

私ども全日本任意売却支援協会は、300を超える

法人、個人の投資家の方のご支援を頂き、任意売却での

セール&リースバックの成立に向けて日々、奮闘しております。

 

そのセール&リースバックですが、用いられるのは

実は個人の方の自宅だけではありません。

 

経営不振が伝えられるシャープ。

大阪に本社を置く家電メーカーです。

 

液晶テレビの台頭で躍進するも、海外の電気メーカーに押され、

業績は下降の一途を辿っています。

 

そのシャープの経営再建案の一環として、

このたび発表されたのが本社ビルの売却です。

 

「本社ビルを売却すれば、仕事が出来ないじゃないか?」

という声が聞こえてきそうですね。

 

ここでシャープは、セール&リースバックの手法を使って

“住み続ける”ならぬ“使い続ける”のです。

 

手法や仕組みは、自宅のセール&リースバックと同じです。

 

本社ビルを不動産会社などに売却し、家賃を払って使い続けるのです。

 

専門用語になりますが、このことを“オフバランス”と呼ばれます。

 

固定資産である本社ビルを、バランスシート(貸借対照表)から、

外すことから、オフバランスと呼ばれるのです。

 

資産を売却することで、毎月の家賃負担は発生しますが、

手元に売却した資金が残ることで、有利子負債の返済につながります。

 

この手法は一頃、経営不振に陥った日産やソニーも活用し話題になりました。

 

自宅のセール&リースバックと異なり、買い戻せるかどうかは

わかりませんが、いずれにしても、業務に支障なく目先の

資金繰りの改善を図ることが出来ると判断したのでしょう。

 

液晶テレビの代名詞ともなったシャープ。

 

東京に本社を移転する会社が多い中、

パナソニック同様に大阪に本社を残すシャープ。

 

セール&リースバックを活用して、復活をして欲しいものです。

 

全日本任意売却支援協会でセール&リースバック活用し、

成功させたお客様のように・・・

 

終わり