住宅ローンの毎月の返済を滞ると、当然払ってくださいという連絡が来ます。
何らかの事情があり、それについて今後の返済のお話合いをされる場合は別として、
そのまま何もせずに滞納し続けると、いずれ金融機関は競売に向けて手続きを進めます。

返済してもらえないなら、競売にかけて借金を回収しようという手続きですね。
こういうとすごく強引に感じますが、これは住宅ローンを組む際に約束しているため、
債権者にはそれを実行する権利があります。

まず、払えないのが一時的なのか、その状況が継続するのか・・・というところで
早い段階で一度お考えいただく事をお勧めします。

もし一時的な場合、お借入の金融機関にご相談に行けば、
状況に応じて相談に応じてもらえる可能性もあります。

しかし、返済が苦しい状況が継続する場合、
一時的に返済の見直しをしてもらったとしても
後々その期間のしわ寄せがくる可能性もありますので
その場しのぎの対処という事であれば、あまりお勧めはできません。

つまり、今後の収入状況によって現実的に可能かどうか・・を、
お考えいただくのが一番です。

また、収入状況だけではなく、生活状況によって今後どうされたいか、
のご希望もあると思います。

「収入状況は返済が難しいが、子供のためにはしばらく住み続けたい」
という方もいらっしゃいます。

逆に、
「自宅を残すことよりも、無理ない生活を立て直すためにも心機一転したい」
という方もいらっしゃいます。

返済ができない状況で希望を伝えるのは難しいからと、
ご相談することを躊躇される方も少なくないのですが・・・
ほとんどの方はご家族のためにマイホームを購入されたはずです。
家族の今後のことを考えるのだって、自然なことだと思います。

今一度、状況や希望を整理するためにも、
専門家にご相談されてみてはいかがでしょうか。
一人で考え込んでいては思いつかないような、
可能性や選択肢が見つかるかもしれません。

★まだ滞納されていない方からのご質問集
https://ninbai-japan.or.jp/faq#lavel01_q1