高校生が選ぶお金を稼ぐ方法
もう10年くらい続けていますが、
高校生を対象に講義をさせてもらっています。
講義のタイトルは、ずばり「お金と仕事」
学校では決して教えてくれない
お金と仕事について自分の体験を交えて話をします。
その中で、必ず聞く質問があります。
「お金を稼ぐ方法は3つあります。
次の3つの中から、どれが良いか選んで挙手して下さい。」
1.自分で働いて稼ぐ
2.人に働いてもらって稼ぐ
3.お金に働いてもらって稼ぐ
1の自分で働いて稼ぐというのは、会社員や公務員です。
2の人に働いてもらって稼ぐというのは、簡単に言うと経営者です。
3のお金に働いてもらって稼ぐというのは、投資家といえるでしょう。
驚いたことに、ほとんどの高校生は①に手を挙げます。
「どうして?」と聞くと、
「自分で働くのが一番だと思う」というもの。
この回答を否定するつもりはありませんが、
どうして、多くの高校生は②と③に手を挙げないのか?
それは、周りにそのような人がいない。
周りにそのような人がいないから、②と③という
選択肢があると提案してくれないからだと私は思うのです。
世界でも起業家を目指す人が少ないと言われる日本。
一人当たりのGDPが世界2位で、金融政策の影響で
銀行にはお金が溢れているといわれます。
貧しい国では銀行にもお金がない国もあるほどですから、
日本で生まれたことだけでも経済的に恵まれていると
言っても過言ではないでしょう。
起業するにはチャンスが沢山ある日本・・・
近い将来、2や3に手を挙げる人が増える頃には、
日本の職業観は大きく変わっているだろうと思うと同時に
そうなってほしいと願います。
終わり